独裁者のジレンマと試行錯誤 -- MINERVA人文・社会科学叢書 --
山田紀彦 /編著   -- ミネルヴァ書房 -- 2024.2 -- 22cm -- 266p

資料詳細

タイトル 権威主義体制にとって選挙とは何か
副書名 独裁者のジレンマと試行錯誤
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
著者名等 山田紀彦 /編著  
出版 ミネルヴァ書房 2024.2
大きさ等 22cm 266p
分類 313.8
件名 独裁政治 , 地方選挙
注記 索引あり
著者紹介 1973年生まれ。上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻修士課程修了。1999年、修士(地域研究)。現在、アジア経済研究所地域研究センター動向分析研究グループ長。専門、ラオス地域研究、比較政治学、権威主義体制研究。主著に『ラオスの基礎知識』めこん、2018年ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:独裁者は選挙で何を目指すのか? 山田紀彦著. 準強制参加の「祭り」としての選挙 石塚二葉著. 体制のコントロールと多様な選挙機能 山田紀彦著. 党の徹底したコントロールと疲弊する現場 中岡まり著. 体制維持に資する選挙機能の多様性とその限界 山田裕史著. 脱「統一ロシア」の試みとその限界 油本真理著. 支配深化のための州議会選挙 網中昭世著. 情報の収集とパトロン・クライアント関係 立花優著. 試行錯誤する独裁者 山田紀彦著
内容紹介 現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。7カ国の事例分析を通して多様な意図があること、さらにその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを描く。
要旨 現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。従来「体制維持」を目的に行われると考えられるのが一般的だったが、本書は7カ国の事例分析を通してそこにより多様な意図があること、さらにその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを印象的に描き出す。不明な点が多い権威主義国の統治メカニズムを明らかにする画期的研究。
目次 序章 独裁者は選挙で何を目指すのか?―権威主義体制下の地方議会選挙;第1章 準強制参加の「祭り」としての選挙―ベトナムにおける地方議会選挙;第2章 体制のコントロールと多様な選挙機能―ラオスにおける県人民議会選挙;第3章 党の徹底したコントロールと疲弊する現場―中国における地方人民代表大会直接選挙;第4章 体制維持に資する選挙機能の多様性とその限界―人民党支配下のカンボジアにおけるコミューン評議会選挙;第5章 脱「統一ロシア」の試みとその限界―プーチン期のロシアにおける地方議会選挙;第6章 支配深化のための州議会選挙―モザンビークにおける与野党対立と独裁者のジレンマ;第7章 情報の収集とパトロン・クライアント関係―アゼルバイジャンにおける基礎自治体選挙;終章 試行錯誤する独裁者
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09700-5   4-623-09700-5
書誌番号 1123008409
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123008409

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中央 4階社会科学 Map 313.8 一般書 利用可 - 2076629393 iLisvirtual