江戸文学の終焉と転生 --
佐藤至子 /著   -- 岩波書店 -- 2024.2 -- 22cm -- 351,5p

資料詳細

タイトル 幕末の合巻
副書名 江戸文学の終焉と転生
著者名等 佐藤至子 /著  
出版 岩波書店 2024.2
大きさ等 22cm 351,5p
分類 913.57
件名 草双紙
注記 索引あり
著者紹介 1972年生まれ。2000年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本近世文学専攻。椙山女学園大学助教授、日本大学教授を歴任。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『江戸の絵入小説――合巻の世界』(ぺりかん社、2001年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:合巻の流れ. 文学研究のなかの合巻. 児雷也と蝦蟇. 蛇の物語と三すくみ. 転生する物語. 体制を攪乱する妖術使い. 女性たちの悲劇. 叛逆の物語と土蜘蛛. 「忠孝」から「善悪」へ. 長編合巻を作る. 歌舞伎と合巻. 読本と合巻. 伝奇性と当世性. 幕末の合巻と「江戸」. 合巻と転生
内容紹介 合巻は、近世の出版文化と命運をともにした最後の江戸文学であった。幕末期に人気を博した『児雷也豪傑譚』は、どのようにして他のメディアへの「転生」を成し遂げ、現代まで生き続けることができたのか。古典と近代を架橋する合巻の様相を多角的に描き出す。
要旨 合巻は、近世の出版文化と命運をともにした最後の江戸文学であった。しかしながら、幕末期に人気を博した『児雷也豪傑譚』は、他のメディアへの「転生」を多彩に成し遂げることで、広く近現代の娯楽文化のなかに生き続けた。古典と近現代を架橋する合巻の様相を多角的に描き出し、文学研究の新たな地平をひらく論文集。
目次 第1部 合巻を読むために(合巻の流れ―文化期から天保期まで;文学研究のなかの合巻);第2部 『児雷也豪傑譚』―近世娯楽小説の到達点(児雷也と蝦蟇;蛇の物語と三すくみ;転生する物語―『児雷也豪傑譚』から『NARUTO』へ);第3部 『白縫譚』―変革への希求(体制を撹乱する妖術使い―嗣子としての若菜姫;女性たちの悲劇―伝奇のなかの現実;叛逆の物語と土蜘蛛;「忠孝」から「善悪」へ―『白縫譚』初編・二編の構想;長編合巻を作る―キャラクターと見せ場);第4部 越境する合巻(歌舞伎と合巻―『吉皐染扶桑初鷄』;読本と合巻―『雪梅芳譚犬の草紙』『仮名読八犬伝』;伝奇性と当世性―文政期合巻における芸者像;幕末の合巻と「江戸」;合巻と転生―虚構の生命力)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061628-7   4-00-061628-5
書誌番号 1123009630
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123009630

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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