マルクス主義と芸術至上主義 --
山口直孝 /著   -- 幻戯書房 -- 2024.3 -- 22cm -- 399p

資料詳細

タイトル 大西巨人論
副書名 マルクス主義と芸術至上主義
著者名等 山口直孝 /著  
出版 幻戯書房 2024.3
大きさ等 22cm 399p
分類 910.268
個人件名 大西巨人
著者紹介 1962年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得済退学。博士(文学)。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は日本近代小説。著書に『「私」を語る小説の誕生――近松秋江・志賀直哉の出発期』(翰林書房)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:単純な理念を持続すること. 大西巨人の文芸観. 批評のインターナショナリズム. ドキュメンタリーを超えて. 「この人」という他者. 大西巨人と新日本文学会. 漢詩文との対話. 「食卓末席組」の生成. 内破のコミュニズム. 「神話」ならざるたたかいの「形象」. 「神聖な義務」問題における論争の不成立. 「仮構の独立小宇宙」における言葉の闘争. 連環体長編小説考. 虚言をめぐる思考実験. 知識人の責務. 「鏡山」に見る乗り越えの論理. 「われわれ」を創出する批評. 揚棄される個人. 言論公表をめぐる観念小説. 疾走する「たわぶれ心」. 大西巨人研究の動向. 大西巨人とその周辺. フェアーな精神に触れる喜び. 「無名」への意志. 廃墟から未来を掘り起こす精神 ほか4編
内容紹介 日常生活そのものが闘争の場であることを示した作家・大西巨人。公正の実現を目指し、現実と芸術とを実践的に結びつけた文学者の、類を見ない創作の展開を追跡する。並走者武井昭夫、湯地朝雄の仕事にも及ぶ、運動としての文学に迫る考察。
要旨 革命の担い手「われわれ」が生まれるには、独りでも行く「われ」が存在しなければならない。日常生活そのものが闘争の場であることを示した作家・大西巨人。公正の実現を目指し、現実と芸術とを実践的に結びつけた文学者の、類を見ない創作の展開を追跡する。並走者・武井昭夫、湯地朝雄の仕事にも及ぶ、運動としての文学に迫る考察。
目次 1 大西巨人文芸の考察(単純な理念を持続すること―大西巨人素描;大西巨人の文芸観―初期批評の軌跡;批評のインターナショナリズム―「寓話風=牧歌的な様式の秘密」の位置 ほか);2 大西巨人とその周辺―同時代の証言(次世紀に受け継がれるべき思考と表現の型―大西巨人『二十一世紀前夜祭』書評;明晰さが突きつける難問―大西巨人『日本人論争 大西巨人回想』書評;緊張と笑いとに満ちた物語―荒井晴彦『シナリオ 神聖喜劇』書評 ほか);3 武井昭夫と湯地朝雄―二人の並走者(フェアーな精神に触れる喜び―第二次「政治と文学」論争再論;「無名」への意志―武井昭夫『創造としての革命』論;廃墟から未来を掘り起こす精神―武井昭夫『戦後史のなかの映画』書評 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86488-293-4   4-86488-293-2
書誌番号 1123010528

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 910.26/オ 一般書 貸出中 - 2076264336 iLisvirtual