「字様」が発見されるまで --
西原一幸 /著   -- 勉誠社 -- 2024.2 -- 19cm -- 196p

資料詳細

タイトル 楷書の秘密
副書名 「字様」が発見されるまで
著者名等 西原一幸 /著  
出版 勉誠社 2024.2
大きさ等 19cm 196p
分類 821.2
件名 漢字-歴史 , 楷書
著者紹介 1947年生まれ。金城学院大学名誉教授。専門は中国・日本の古代辞書。主な著書に『「唐代字様」二種の研究と索引』(大友信一と共著、桜楓社、1984年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 五万字以上もある楷書の字形が、現代まで保たれ続けているのはなぜか。典籍『正名要録』『群書新定字様』の精査から浮かんでくる「字様」という概念を紹介。楷書の字体の規定の有り様を明らかにするとともに、「楷書」という文字体系の解明を目指す。
要旨 五万字以上もある楷書の字形が、乱れることなく現代まで保たれ続けているのはなぜか―。類似する楷書を広く弁別するために編纂された典籍「字様」。字書とは異なる性格・構成をもつそれは、科挙制度とも深く結びつきながら楷書字形のあるべき姿を決めていった。筆者の発見した典籍『正名要録』『群書新定字様』の精査から浮かんでくる「字様」という概念を紹介する。また『説文解字』の検討により、楷書の歴史を整理し、字体の規定の有り様を明らかにするとともに、「楷書」という東アジア漢字文化圏を支える文字体系の解明を目指す。
目次 1 一九七〇年代までの研究状況;2 新資料の出現 1;3 『干禄字書』と『五経文字』は字様である;4 隋・唐代の弁似体系と字様;5 新資料の出現 2;6 『干禄字書』の威力;7 石経が採用される理由;8 開成石経と『五経文字』;9 『正名要録』と『顔氏家訓』;10 俗体とは何か―顔元孫と俗体の成立;11 開成石経と唐玄度撰『新加九経字様』―石経字形はどのようにして決められたか;12 文宗の最後;13 唐代楷書字体規範からみた『龍龕手鏡』;14 異体字同定上の問題点;15 楷書の秘密
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-38005-4   4-585-38005-1
書誌番号 1123012615

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