塩山貴奈 /著   -- 勉誠社 -- 2024.2 -- 22cm -- 260,6p

資料詳細

タイトル 歴史叙述としての平家物語
著者名等 塩山貴奈 /著  
出版 勉誠社 2024.2
大きさ等 22cm 260,6p
分類 913.434
件名 平家物語
注記 索引あり
著者紹介 1988年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。現在、愛知淑徳大学文学部助教。専門は中世文学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:土佐守宗実説話成立考. 平重盛の法名をめぐって. 「小松家」のあり方と宗実説話. 頼朝助命譚にみる重盛と頼朝. 「重衡被斬」の成立背景. 興福寺大乗院尋尊の記す源平の時代. 重源の入宋をめぐる言説とその展開. 重源像の変遷. 重源と東大寺・醍醐寺・高野山の語られ方. 阿波守宗親説話の形成と人物. 『平家物語』の重源
内容紹介 平家嫡流たる小松家にかんする描写のありかたや東大寺の勧進聖、俊乗房重源をめぐる中世の言説などを、これまで注目されてこなかった事柄や資料などへ注目し、多角的に検討。あらたな角度から史実と虚構を含みこんだ『平家物語』の歴史叙述の相貌を照射する。
要旨 成立以来、さまざまなかたちで広く流布し、社会への大きな効力を持ちつづけてきた『平家物語』。現代にいたるまで、源平の時代にたいするイメージや歴史認識に小さからぬ影響を与え続けているこの物語には、史実とは距離のある叙述がところどころに散りばめられている。史実とは異なる「歴史」を語る『平家物語』の歴史叙述とは、いったいいかなるものなのか。何を語るべく成立したものなのか―平家嫡流たる小松家にかんする描写のありかたや東大寺の勧進聖、俊乗房重源をめぐる中世の言説などを、これまであまり注目されてこなかった事柄や資料などへ着目し、多角的に検討。あらたな角度から史実と虚構を含みこんだ『平家物語』の歴史叙述の相貌を照射する。
目次 第1部 小松家の物語(土佐守宗実説話成立考;平重盛の法名をめぐって;「小松家」のあり方と宗実説話);第2部 物語の形成と展開(頼朝助命譚にみる重盛と頼朝;「重衡被斬」の成立背景;興福寺大乗院尋尊の記す源平の時代);第3部 中世の言説にみる重源(重源の入宋をめぐる言説とその展開;重源像の変遷―「匪直也人」「南無阿弥陀仏」;重源と東大寺・醍醐寺・高野山の語られ方;阿波守宗親説話の形成と人物;『平家物語』の重源)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-39037-4   4-585-39037-5
書誌番号 1123013602

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