重田みち /著   -- 臨川書店 -- 2024.2 -- 22cm -- 849,16p

資料詳細

タイトル 風姿花伝研究
著者名等 重田みち /著  
出版 臨川書店 2024.2
大きさ等 22cm 849,16p
分類 773
件名 風姿花伝
個人件名 世阿弥
注記 並列タイトル:A Comprehensive Study of Fushi kaden
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1963年神奈川県生。慶應義塾大学文学部文学科国文学科専攻卒業、法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程・博士課程を経て慶應義塾大学文学研究科にて博士(文学)取得。現職:京都芸術大学大学院教授・京都大学人文科学研究所共同研究員・早稲田大学演劇博物館招聘研究員。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論. 花修篇の本文改変. 花修篇・別紙口伝に見える敬語と相伝時の書き換え. 別紙口伝の著述の過程. 衆人愛敬論と義持の増阿弥厚遇との関係. 足利義持と能役者増阿弥. 「まことの花」の概念の形成. 奥義篇著述の動機と過程. 花修篇の成立過程・性格および成立後のゆくえ. 神儀篇の成立経緯と著述の意図. 大様なる能と世阿弥の祝言脇能の確立. 「幽玄」の「花」との関係. 「人体」の概念と物まね論の質的変化. 〈歌舞能〉の形成. 世阿弥の「十体」「風体」の由来と用法. 儒学・禅・仏教の語彙と中国の文章表現の影響. 世阿弥の能楽論における朱子学の影響. 「花」の獲得. 「風姿」と「風」「姿」. 『花伝』『風姿花伝』の著述過程・成立時期に関するまとめと補足的考察. 結論
内容紹介 『風姿花伝』成立にいたる世阿弥の思考と著述過程を、彼をとりまく多彩な文化環境に着目して明らかにする1冊。本文改訂の痕跡を追究する文献学の手法で世阿弥能楽論研究を大きく刷新し、足利義満・義持時代の文化に新たな光を照射する。
要旨 『風姿花伝』を徹底解剖する。世阿弥自身による能楽伝書本文の書き換えの全貌を解明する、『風姿花伝』研究の最先端。室町文化の知られざる美意識の深まりが、世阿弥の言葉により立ち現れる。
目次 序論;上篇 世阿弥による藝論の書き換えとその意味―『風姿花伝』成立までの道すじ(花修篇の本文改変―足利義持期における世阿弥の方針転換;花修篇・別紙口伝に見える敬語と相伝時の書き換え―被伝授者四郎への伝言;別紙口伝の著述の過程―義満期の草稿の推定および義持期における書き換え;衆人愛敬論と義持の増阿弥厚遇との関係―世阿弥の観客に対する思想の変化;足利義持と能役者増阿弥―『風姿花伝』成立背景としての両者の存在の意味 ほか);下篇 『花伝』『風姿花伝』における用語・概念―世阿弥のことばの獲得と藝論の展開(大様なる能と世阿弥の祝言脇能の確立―近江猿楽・田楽新座の藝との関係;「幽玄」の「花」との関係―二条良基と世阿弥の美への意識を中心に;「人体」の概念と物まね論の質的変化;“歌舞能”の形成―「舞」「はたらき」「花鳥風月」「歌道」;世阿弥の「十体」「風体」の由来と用法 ほか);結論;附録
ISBN(13)、ISBN 978-4-653-04569-4   4-653-04569-0
書誌番号 1123017692
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123017692

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 773 一般書 利用可 - 2076922023 iLisvirtual