比較ナラティヴ理論の試み --
平中悠一 /著   -- 田畑書店 -- 2024.4 -- 20cm -- 386,66,6p

資料詳細

タイトル 「細雪」の詩学
副書名 比較ナラティヴ理論の試み ナラトロジー、ノン・コミュニケーション理論、日本の物語理論
著者名等 平中悠一 /著  
出版 田畑書店 2024.4
大きさ等 20cm 386,66,6p
分類 910.268
件名 細雪
個人件名 谷崎潤一郎
注記 文献あり 著作目録あり
著者紹介 パリ第7大学修士課程修了、同大学博士課程単位取得退学。東京大学大学院博士課程修了(総合文化研究科言語情報科学専攻)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 20世紀日本を代表する小説家、谷崎潤一郎の主要作品中最後に“三人称”の形で書かれた「細雪」をテキストとし、ナラトロジー理論やノン・コミュニケーション理論に照らし合わせながら、〈作者の意図〉や〈メッセージ〉を超えた文学作品の可能性を追求する。
要旨 文学は情報ではない―。谷崎最大の長編「細雪」。しかしその評価は未だ定まってはいない。本書は従来のナラトロジーを更新するノン・コミュニケーション理論を導入することで、日本語による三人称小説の“客観的に論証可能な「語り」読解”の方法論を提示し、プルースト、V・ウルフらに比肩する同時代の世界文学としてその価値を標定する。
目次 第1部 視野、視点 そこで“察し”ているのは誰か?(プルーストの逸脱、『細雪』の制約;『細雪』ナラションにおける“制約”の諸様相;『細雪』ナラションの「視点」;人物視点を超えて;第1部の終わりに―『細雪』の詩学へ);第2部 ノン・コミュニケーションとしての小説 そこでは誰も語っていない―「視点」不在の“客観文”から“主観”不在の「視点」へ(ディスクール、ナラティヴ、物語;どうして「そこでは誰も語っていない」のか?;日本語におけるレシ文(中立文)の可能性と、日本語小説文の未来);第3部 『細雪』詩学 にぎやかな静寂 “声”の饗宴と、沈黙のこちら側―ディスクールとコミュニケーションの不在(記述者再登場(潜在するナラター);“いま”“ここ”で“私”たちが語りだす〜コミュニケーション性の二方向;誰も見ていない彼女たち2);結論 文学のために
ISBN(13)、ISBN 978-4-8038-0431-7   4-8038-0431-1
書誌番号 1124002105
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124002105

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