東方選書 --
山本英史 /著   -- 東方書店 -- 2024.4 -- 19cm -- 285p

資料詳細

タイトル 清代知識人が語る官僚人生
シリーズ名 東方選書
著者名等 山本英史 /著  
出版 東方書店 2024.4
大きさ等 19cm 285p
分類 222.06
件名 中国-歴史-清時代 , 官僚-中国-歴史-清時代 , 地方行政-中国-歴史-清時代
個人件名 黄六鴻
注記 文献あり
著者紹介 1950年、滋賀県生まれ。東洋文庫研究部研究員、慶應義塾大学名誉教授。博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学文学部助教授・教授などを経て現在に至る。専門は明清史・中国近代社会史。主要著作に『現代中国の履歴書』(慶應義塾大学出版会、2003年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 清代の知識人がめざした官僚人生とは何だったのか、ひいては現代に通じる「中国のお役人」とはどういうものなのか。黄六鴻の実体験とともに同時代の他の知県経験者の助言をも加味して、懇切丁寧に紹介していく。
要旨 清代の知識人がめざした官僚人生とは何だったのか。科挙に合格できる受験能力と官僚として生身の人間に対処する実務能力とはまったく性質の異なるものであり、そこでの成功、というより失敗しないことは科挙に合格するよりも難しかった。そこで、科挙に合格して、知県という県の長官を担当し、役人のためのハンドブックである官箴書『福恵全書』も著わした黄六鴻なる知識人を本書のナレーターとして、「順調な官僚人生」を歩むのには、いかなることが重要だったのかについて語ってもらった。黄六鴻は『福恵全書』を通して当時の県政のコツを後進の知県たちに伝授し、任地の住民に書名が示すような「福恵」を施す「義」の実践を期待したに違いない。だが実際のところ、黄六鴻およびその忠告を受けた後輩知県たちによって治められた民衆は果たして「福恵」を享受したのであろうか。そこにはまさしく儒教政治の理想の下に統治された人々の現実が垣間見られる。
目次 第1章 官僚への道;第2章 官僚人生の始まり;第3章 知県という職業;第4章 知県の人間対応;第5章 黄六鴻の事件簿;第6章 その後の人生
ISBN(13)、ISBN 978-4-497-22405-7   4-497-22405-8
書誌番号 1124002931

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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保土ケ谷 公開 222 一般書 貸出中 - 2076403913 iLisvirtual