文豪一二四人の名言・名文 --
中村明 /著   -- 青土社 -- 2024.6 -- 19cm -- 372p

資料詳細

タイトル 記憶に残る日本語
副書名 文豪一二四人の名言・名文
著者名等 中村明 /著  
出版 青土社 2024.6
大きさ等 19cm 372p
分類 910.26
件名 文学者-日本-歴史-明治以後
著者紹介 1935年、山形県生れ。早稲田大学第一文学部国文専修を卒業。早稲田大学大学院日本文学専攻修士課程を修了。早稲田大学の教授となり、日本語研究教育センター所長、大学院文学研究科専攻主任等を経て、現在は名誉教授。著書・編著書に『比喩表現の理論と分類』(秀英出版)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 この世で出逢い印象に残る著書を振り返り、著者の年齢順に配した1冊。夏目漱石や樋口一葉から始まり、大江健三郎、川上弘美、小川洋子、三浦しをんなど近代文学作家まで取り上げ、日本語表現の極意を紹介する。
要旨 作家たちによる日本語表現の極意。
目次 心の底を叩いて見るとどこか悲しい音がする;千七、八百年前に同時に型を脱し、同時に窯を出て、同じ墓壁に;宵闇に浮かぶ白い浴衣も、おぼつかない白粉の匂いも;桐の花の色もちらつかせ、カステラの手ざわりも匂わせたい;首だけが、ひとりでに高く登って行く様な気持ち;うれしさ、聡ずかしさのやり場はこれ以外になかった;秋の雨自らも、遠くへ行く寂しい旅人のように;老年の凍りつくようななさけなく;桜の樹の下には屍体が埋まっている;風鈴の音がその日いちにちの終りをセンチメンタルに結ぶ;五彩の花々は絶間なく空を染め、絶間なく空に吸込まれた;薄鈍びて空に群立つ雲の層が増して;浅草の路地の朝は、味噌汁のかおりで明けた;永劫であろうとするような光の顫動が音響をすら放って;夕日が波紋のような最後の光を放っている中へ五つの影が;貝がらを耳に当てると海の音が聞えるの;街燈に照らされた雨が、物思いにふける主人公の姿を映す;胸の中にほんの少し不逞な気分が入りこんできた;お前の舌/お前の眼/お前の昼寝姿が/今はっきりと;思いつめた目をした中年男が冷たく光る鋭利な刃物を;やがてだれもいなくなった庭だけが残った;彼女自身の心みたいに暗い森の奥で;マッシュされたじゃがいもに長靴の底の模様が残る;まさに辞書の鬼で、鞄は「どす黒い情念の塊」
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-7646-7   4-7917-7646-1
書誌番号 1124011325
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124011325

所蔵

所蔵は 4 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 910.26 一般書 利用可 - 2076690963 iLisvirtual
港南 公開 910 一般書 貸出中 - 2077029780 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 910 一般書 利用可 - 2077029810 iLisvirtual
公開 910 一般書 予約準備中 - 2077028466 iLisvirtual