原英一 /著   -- 北烏山編集室 -- 2024.5 -- 20cm -- 293,8p

資料詳細

タイトル カズオ・イシグロ、沈黙の文学
著者名等 原英一 /著  
出版 北烏山編集室 2024.5
大きさ等 20cm 293,8p
分類 930.278
個人件名 イシグロ カズオ
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1948年生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了、同博士課程中退。東京女子大学現代教養学部教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。専門はイギリス小説およびイギリス演劇。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:『幽かなる丘の眺め』『浮世の画家』. 日の名残り. 癒やされざる者たち. わたしたちが孤児だったころ. わたしを離さないで. 埋葬された巨人. クララとお日さま. 喪の作業
内容紹介 日系イギリス人作家で、2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの長編小説8作を読み解く論集。イシグロ文学の特質を「沈黙」の文学としてとらえ、イシグロ作品全体のマスターナラティヴとは何かを論じていく。
要旨 日系イギリス人作家カズオ・イシグロ(1954‐)の全長編8作を読み解く。『幽かなる丘の眺め』(1983)から『クララとお日さま』(2021)に至る長編小説を、曲亭馬琴の“省筆”、「フロイト/デリダ」の“喪の作業”をキー概念に解き明かす。戦争と強制収容所の世紀であった「長い20世紀」を埋葬しようとするイシグロの小説世界の魅力を存分に語る。
目次 序 沈黙の語り;第1章 『幽かなる丘の眺め』『浮世の画家』―省筆と偸聞;第2章 『日の名残り』―可笑しな執事のクウェスト・ロマンス;第3章 『癒やされざる者たち』―ネクロポリスに充満する空虚な饒舌;第4章 『わたしたちが孤児だったころ』―失われた楽園への旅;第5章 『わたしを離さないで』―別な歴史、別な人間;第6章 『埋葬された巨人』―逆クウェストは終着の浜辺へ;第7章 『クララとお日さま』―語られずも、そこにあるディストピア;終章 喪の作業
ISBN(13)、ISBN 978-4-911068-01-4   4-911068-01-9
書誌番号 1124012854
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124012854

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