不在と無のあいだで -- ちくま学芸文庫 --
中島義道 /著   -- 筑摩書房 -- 2024.6 -- 15cm -- 222p

資料詳細

タイトル 時間と死
副書名 不在と無のあいだで
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 中島義道 /著  
出版 筑摩書房 2024.6
大きさ等 15cm 222p
分類 112
件名 存在論
注記 ぷねうま舎 2016年刊の再刊
内容紹介 若き日から「自分がいずれ死ぬとしたら人生には何の意味もない」という呪縛に囚われてきた著者が、ついに「死」という問題そのものに対峙。「私の死」の裏側にはりつく過酷な意味から脱却し、哲学的思考の到達点を示す。
要旨 過去・現在・未来という時間の様相は、言語によって作られた概念である。世界はそのつど湧き出しては消えていく“いま”の連鎖なのであり、客観的世界も客観的時間も仮象にすぎない。ならば、「私」が死ぬとは、少なくとも、私が客観的世界から消滅することではなくなる。若き日から「自分がいずれ死ぬとしたら人生には何の意味もない」という呪縛に捉われてきた著者が、本書でついに「死」という問題そのものに対峙する。そして「私の死」の裏側にはりつく過酷な意味から脱却し、「私」は単に人間として死んで終わりであるような存在ではないという地点に達する。著者の哲学的思考の到達点。
目次 第1章 時間と「時間」という概念(現在・過去・未来は時間の必然的な存在性格であるのか?;空虚な時間;マクタガート;時間の実在と対象の実在;文法的優位;時間と実在;“いま”の長さ;物質の湧き出しと“いま”);第2章 過去が「もうない」とはいかなることか?(想起と過去;大森荘蔵の時間論を批判する;超越論的観念論);第3章 現在が「ある」とはいかなることか?(アリストテレスの“いま”;アウグスチヌスの現在中心主義;自由な行為の時);第4章 未来は「まだない」のか?(「まだない」とはいかなることか?;予測された未来とは過去における未来である;未来と無知;神の決定と無知;超越論的仮象);第5章 「私」の死(超越論的統覚と「現存在の感じ」;物自体と英知体;永井均の「カント原理」について;超越論的統覚と「私」の死;「不在」から「無」へ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-51245-1   4-480-51245-4
書誌番号 1124013964
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124013964

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 1階ポピュラー Map 文庫本 112 一般書 利用可 - 2076746560 iLisvirtual
港北 公開 文庫本 112 一般書 貸出中 - 2076741100 iLisvirtual
公開 Map 文庫本 112 一般書 利用可 - 2076756867 iLisvirtual