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現代文明の深層にあるもの -- PHP新書 --
佐伯啓思 /著   -- PHP研究所 -- 2024.6 -- 18cm -- 254p

資料詳細

タイトル 神なき時代の「終末論」
副書名 現代文明の深層にあるもの
シリーズ名 PHP新書
著者名等 佐伯啓思 /著  
出版 PHP研究所 2024.6
大きさ等 18cm 254p
分類 304
著者紹介 社会思想家。京都大学人と社会の未来研究院特任教授。京都大学名誉教授。1949年、奈良県生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを経て現職。『隠された思考』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、『現代日本のリベラリズム』(講談社)で読売論壇賞受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 フランス革命が生んだ思想から、アメリカは「自由主義」を、ソ連は「社会主義」を継ぎ、それぞれ普及を目指すこととなるが、その志向の根底には『旧約聖書』の終末論に基づく歴史観がある。『旧約聖書』の影響力、文明の「根源感情」を論じ、現代を捉え直す。
要旨 ロシアの狂気、アメリカの独善を生み出すものの正体。『旧約聖書』によると、歴史の最終局面では世界は破滅し、その前(後という説もある)に至福のユートピアを迎える。この終末論に基づく歴史観が、「神」が姿を見せない現代においてもアメリカ・ロシアを突き動かしている。歴史の深部にある『旧約聖書』の影響力、さらには文明の「根源感情」を論じ、現代を捉え直す。斎藤幸平氏との「保守×左派」対談も収録。
目次 第1章 現代によみがえる終末論(われわれが置かれている分岐点;『旧約聖書』と終末論);第2章 「はじめの人間」と「おわりの人間」(グローバリズムの歴史意識;歴史のはじまりに立つ「最初の人間」;「自由」の意味の大転換;ニーチェの洞察とリベラルの崩壊);第3章 文明の四層構造(冷戦後の世界秩序の崩壊;「歴史の終わり」が「文明の衝突」を生みだす;ロシアの挫折と、プーチンの屈辱;西欧近代を作ったユダヤ・キリスト教;文明の「根源感情」);第4章 アメリカとロシアを動かすメシアニズム(「文明」と「文化」の論理;西欧文明とスラブ文明の軋轢;ロシア的な憂鬱;『旧約聖書』の影響下にある世界);終章 もうひとつの歴史観(「リベラルな価値」の真価とは;支配されるものの知恵;「時効の原理」と宗教的精神;人間を突き動かす価値観);特別対談 「資本主義」への異論のススメ(斎藤幸平×佐伯啓思)
ISBN(13)、ISBN 978-4-569-85736-7   4-569-85736-1
書誌番号 1124015378
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124015378

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
港南 公開 304 一般書 貸出中 - 2077136579 iLisvirtual
金沢 公開 304 一般書 予約受取待 - 2076666493 iLisvirtual
瀬谷 公開 304 一般書 貸出中 - 2077006489 iLisvirtual