江崎泰子 /著   -- 亜紀書房 -- 2024.6 -- 19cm -- 254p

資料詳細

タイトル 色彩から読み解く「源氏物語」
著者名等 江崎泰子 /著  
出版 亜紀書房 2024.6
大きさ等 19cm 254p
分類 913.36
件名 源氏物語 ,
個人件名 紫式部
注記 文献あり
著者紹介 長年、編集者として雑誌や単行本の企画・制作に携わった後、1988年、末永蒼生とともに(株)ハート&カラーを設立。色彩心理とアートセラピーの専門講座「色彩学校」の運営や講師を行うかたわら、色彩関係の出版企画、カラーデザインの仕事なども手がける。末永との共著に『色彩学校へようこそ』(晶文社)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 光源氏をめぐる女性たちの衣装の色は、各人の性格や運命を物語るように紫式部によって意図的に描かれている。作者は、なぜこれほど色にこだわって描いているのか?『源氏物語』を色彩という新たな角度からアプローチして読み解く。
要旨 萌黄色、桜色、茜色、菫色、桔梗色…平安時代、貴族たちは衣装を自生の植物で染め上げ、それらをいくえにも重ねて身に纏っていた。その色のコーディネートは「重ね色目」と呼ばれ、桜重ね、紅梅重ね、柳重ね、蟬の羽重ね、紅葉重ね、雪の下重ね…四季折々の美しさに富んだ名を持つ。その様子をもっともよく今に伝えるのが「源氏物語」だ。物語は、登場人物たちのきらびやかな衣装、交わされる文、華やかな年中行事など、色彩に溢れている。女房として宮廷に仕えた紫式部は、確かな観察眼と天才的な色彩感覚で、それらの色に、女性たちの喜びや悲しみ、嫉妬、生きづらさを託している。
目次 1 『源氏物語』は色彩溢れるビジュアル小説(紫式部は女君たちの衣装の色を意図的に描き分けている;日本の伝統色の約七割は平安時代に作られた ほか);2 衣装の色が物語る、女君たちの愛と人生(「紫のゆかりの物語」のはじまり;光君に残された空蟬の薄衣はなに色だったか? ほか);3 王朝文化を生んだ貴族たちの恋愛事情(平安時代は本当に一夫多妻制だった?;待つ女・愛人たちの焦燥と嫉妬 ほか);4 色で辿る登場人物たちのその後(女君たちのシンボルカラーが勢ぞろいした六条院のイベント;源氏をめぐる女性たちの後半生―明石の上、末摘花、玉鬘… ほか);5 紫式部からの問いかけは、千年の時を超え(紫式部はなぜ色彩美あふれる物語を書けたのか;紫式部の前半生―孤独な少女からシングルマザー、作家へ ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7505-1844-2   4-7505-1844-1
書誌番号 1124015393
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124015393

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