カフカ -- NHK「100分de名著」ブックス --
川島隆 /著   -- NHK出版 -- 2024.6 -- 19cm -- 155p

資料詳細

タイトル 変身
副書名 カフカ 「弱さ」という巨大な力
シリーズ名 NHK「100分de名著」ブックス
著者名等 川島隆 /著  
出版 NHK出版 2024.6
大きさ等 19cm 155p
分類 940.278
件名 変身
個人件名 カフカ フランツ
注記 並列タイトル:Die Verwandlung
注記 「カフカ『変身』」(2012年刊)の改題、加筆・修正、追加
注記 文献あり
著者紹介 1976年京都府生まれ。京都大学教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。専門はドイツ文学、ジェンダー論、メディア論。著書に『カフカの〈中国〉と同時代言説』(彩流社)、共著に『図説 アルプスの少女ハイジ』(河出書房新社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 主人公が「虫けら」になる小説の何がそんなにすごいのか?カフカ没後からちょうど100年、不安と孤独を抱える人が多い今、個の弱さを知ることで人と人のつながりの大切さを考える「介護文学」として『変身』を読み直す。
要旨 主人公が「虫けら」になる小説の何がそんなにすごいのか?カフカを読むことは、自分を知ることにつながる。そしてこの作品は、「個の孤立」だけでなく「家族の孤立」として読むこともできる―と著者は言う。カフカ没後からちょうど百年、不安と孤独を抱える人が多い今、個の弱さを知ることで人と人とのつながりの大切さを考える「介護文学」として読み直す。
目次 第1章 しがらみから逃れたい(突然「虫けら」になったサラリーマン;意味と理由が存在しないストーリー;意外にも「いい人」だったカフカ;父親=巨大な存在;カフカが選べなかった救いの道;思うように身体が動かない状況);第2章 前に進む勇気が出ない(引きこもりになったグレゴール;外の世界へつながる「窓」;フェリスという女性;フェリスとの文通と「地下室」願望;「あたりまえ」という巨大なハードル;「法律の門」の前でためらう男);第3章 居場所がなくなるとき(家族関係からの解放;「居場所を失う」ことへの不安と期待;東方ユダヤ人への憧れ;『変身』と対極にある『城』;「時代の必然」として生まれたカフカの小説;存在のあやうさ);第4章 弱さが教えてくれること(病気と死;エコロジカル・ライフ;「弱さ」という巨大な力;草の根運動のバイブルだったカフカ作品;ホームレスと「カフカの階段」;自分や世界と向き合うために;カフカの小説は、自分を知るための鏡である);ブックス特別章 ポスト・コロナの『変身』再読(コロナ禍で『変身』を訳す;孤立する家族;誰が「ケア」するのか;ラストシーンに隠された不協和音;『断食芸人』との比較);読書案内
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-081965-4   4-14-081965-0
書誌番号 1124017037
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124017037

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
金沢 公開 940 一般書 貸出中 - 2076700241 iLisvirtual