未来世界を哲学する --
美馬達哉 /責任編集, 西迫大祐 /〔ほか〕著   -- 丸善出版 -- 2024.6 -- 19cm -- 198p

資料詳細

タイトル 社会防衛と自由の哲学
シリーズ名 未来世界を哲学する
著者名等 美馬達哉 /責任編集, 西迫大祐 /〔ほか〕著  
出版 丸善出版 2024.6
大きさ等 19cm 198p
分類 498
件名 公衆衛生
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【美馬達哉】立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。京都大学大学院医学研究科附属脳機能総合研究センター准教授などを経て現職。研究テーマは臨床脳生理学、医療社会学、医療人類学、生命倫理、現代思想。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:公衆の健康とは何か 西迫大祐著. 公衆衛生の倫理 玉手慎太郎著. 個人の集団、集合体の集団 浜田明範著. デジタル化と社会防衛 佐々木香織著
内容紹介 社会とは何か、社会において防衛されるべきものとは何か、そして、そのことと自由(の制限)はどう相関するか。それらの問いを法哲学・倫理学・人類学・社会学という4つの異なった学術的な視点からあぶり出す。
要旨 コロナ禍によって前景にせり出した公衆衛生と個人の自由との相克という問題は、古くて新しい哲学的問いである。古代から繰り返されてきた疫病を前にして、「社会を防衛しなくてはならない」という思想はいかにして生まれ、集団での予防と個人の自由のせめぎあいはどのように論じられたのか。さらには、病原体、マスク、ワクチン、治療薬、患者、健康人、医療者、統計データが織りなす世界の多様性を、哲学はいかにして思考できるか。倫理学的であると同時に、存在論的な問題設定のアリーナがそこに開かれる。
目次 第1章 公衆の健康とは何か―公衆衛生の系譜学(ペストと公衆の健康;衛生学の誕生;コレラと結核;おわりに―人口の管理と規律);第2章 公衆衛生の倫理―健康、社会、そして自由を守るために(公衆衛生倫理学の枠組み;公衆衛生の主体;公衆衛生の介入場面;公衆衛生の目的;公衆衛生の正当化;おわりに―公衆衛生の倫理をめぐる二律背反);第3章 個人の集団、集合体の集団―パンデミックが照らし出す二つの集合性(集団化の結果としての集団;個人の集団;ホロビオントの集団;集団化の見本市);第4章 デジタル化と社会防衛―医療・健康・身体情報の利活用と生政治、規律権力、そしてジェンダー・ポリティクス(フーコーの生権力;医療・健康情報のデジタル化と生権力;フーコーの統治性と司牧的権力;フェムテックと統治性、そして人的資本への投資;おわりに―未来に向けた五つの論点)
ISBN(13)、ISBN 978-4-621-30980-3   4-621-30980-3
書誌番号 1124018248
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124018248

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 498 一般書 貸出中 - 2076743706 iLisvirtual