• NEW

ヨーロッパ文化の原型 -- ちくま学芸文庫 --
鷲見誠一 /著   -- 筑摩書房 -- 2024.7 -- 15cm -- 303p

資料詳細

タイトル 中世政治思想講義
副書名 ヨーロッパ文化の原型
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 鷲見誠一 /著  
出版 筑摩書房 2024.7
大きさ等 15cm 303p
分類 311.23
件名 政治思想-ヨーロッパ-歴史-中世
注記 「ヨーロッパ文化の原型」(南窓社 1996年刊)の改題、訂正
注記 文献あり
内容紹介 社会とは神が人間に与えた秩序であり、その安定と維持こそが中世キリスト教世界における政治であった。ローマ教皇と神聖ローマ皇帝という2つの中心が社会的機能と責任を担っていたが…。中世の核心を伝えるだけでなく、近代の性格をも照らし出す講義。
要旨 社会とは神が人間に与えた秩序であり、その安定と維持こそが中世キリスト教世界における政治であった。ローマ教皇と神聖ローマ皇帝という二つの中心が社会的機能と責任を担う。だが、時に激しく対立し、グレゴリウス改革や叙任権闘争を極点として、統治の本質が根底から問われる事態へと発展する。聖書解釈に基づく両者の理論対決は、政治思想の錬磨を促さずにはおかない。普遍的で超越的なものを志向する意志と密接不可分な「合理性」がここに芽生え、やがてそれがヨーロッパ人の思惟構造を形づくっていくのである。中世の核心を伝えるだけでなく、近代の性格をも照らし出す類まれな講義。
目次 序章 日本人にとってヨーロッパ中世とは?;第1章 ヨーロッパ・キリスト教的政治圏の成立(権力正当化原理としてのキリスト教;キリスト教社会の成立―西ローマ帝国の復興;キリスト教と政治);第2章 「普遍」の確立(グレゴリウス改革・叙任権闘争;普遍的秩序);第3章 「特殊」の発生と展開(アリストテレス政治哲学の影響―「種」の自己展開は善である;法―普遍と特殊の結節点;封建王政の独立―政治的「特殊」と「普通」のパラドックス;マルシリオ・パードヴァ);第4章 中世の終わりの始まり(公会議運動―その政治思想的意義;教会の政治化)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-51248-2   4-480-51248-9
書誌番号 1124020387
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124020387

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 1階ポピュラー 文庫本 311.2 一般書 貸出中 - 2076850855 iLisvirtual