篠原洋治 /〔ほか〕著, 福島知己 /編   -- 水声社 -- 2024.7 -- 22cm -- 420p

資料詳細

タイトル シャルル・フーリエの新世界
著者名等 篠原洋治 /〔ほか〕著, 福島知己 /編  
出版 水声社 2024.7
大きさ等 22cm 420p
分類 309.2
個人件名 フーリエ フランソア・マリー・シャルル
著者紹介 【篠原洋治】慶應義塾大学非常勤講師(社会思想史)。主な著書に、『悪と正義の政治理論』(共著、ナカニシヤ出版、2007年)など、主な訳書にルネ・シェレール『ドゥルーズへのまなざし』(筑摩書房、2003年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:嗜好の洗練による「文明」から「調和」へのパッサージュ 篠原洋治著. アナロジー論と自然的平衡錘の理論 福島知己著. アソシエーションの二つの(失われた)起源 金山準著. フーリエの理想建築構想とその変貌 小澤京子著. コンフィチュール/コンポートあるいは「調和世界」のパン 橋本周子著. 分人主義的結婚論の先駆者フーリエ 藤田尚志著. 密謀、あるいは産業のとばくち 森元庸介著. 政治的なものの感覚的革命としてのファランステールの爆発的拡大について フロラン・ペリエ著 清水雄大訳. 情念の社会学としての神学 大森晋輔著. シャルル・フーリエと物書き狂人 塩塚秀一郎著. 二一世紀におけるフーリエ研究の活力 トマ・ブシェ著 清水雄大訳. 詩「未来はオーレンカのもの」をめぐって 阿部日奈子著. シャルル・フーリエの情念を天然知能的計算に転回する 郡司ペギオ幸夫著. フーリエの未来の肉体としての反古墳 中村恭子著
内容紹介 シャルル・フーリエの思想の側面を検討する、シャルル・フーリエに関する研究論文を集めた論文集。フーリエの著作だけにもとづきながら、そこから何を言えるのか、何を考えられるのかを問う論文を多数収録する。
要旨 奇抜な理論とユートピア的な実践によって、一部の熱心な弟子たちをのぞいては同時代人に理解されず、後年、空想的社会主義者として学説史の端に置かれたシャルル・フーリエの思想は、20世紀後半になってその全容を現し始めた。壮大な歴史観のもとに、種々の造語、奇想天外なエピソードを交えて、理想の共同体の建設を唱える彼の著述は、労働、産業、経済、婚姻、家族、道徳をめぐって、現代社会を根底から覆すアイディアの宝庫であった。
目次 第1部 フーリエとは誰か(嗜好の洗練による「文明」から「調和」へのパッサージュ―奢侈をめぐるフーリエと経済学的知;アナロジー論と自然的平衡錘の理論―『産業の新世界』序文の一草稿の検討;アソシニーションの二つの(失われた)起源―フーリエとサン=シモン主義);第2部 思想の諸相(フーリエの理想建築構想とその変貌;コンフィチュール/コンポートあるいは「調和世界」のパン―フーリエにおける子どもと食の問題;分人主義的結婚論の先駆者フーリエ―『愛の新世界』とヘーゲル『法の哲学』における遺産相続の問題;密謀、あるいは産業のとばくち―フーリエからだいぶ離れて);第3部 フーリエはどう読まれたか(政治的なものの感覚的革命としてのファランステールの爆発的拡大について;情念の社会学としての神学―クロソウスキーにおけるフーリエ;シャルル・フーリエと物書き狂人―レーモン・クノーの視点から);幕間 二一世紀におけるフーリエ研究の活力;第4部 フーリエをどう読むか(詩「未来はオーレンカのもの」をめぐって;シャルル・フーリエの情念を天然知能的計算に転回する;フーリエの未来の肉体としての反古墳―いや、墓とは?)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0817-5   4-8010-0817-8
書誌番号 1124021240
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124021240

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