非自由主義的民主主義下の「自由」な日常 --
松戸清裕 /著   -- 岩波書店 -- 2024.7 -- 20cm -- 254,14p

資料詳細

タイトル ソヴィエト・デモクラシー
副書名 非自由主義的民主主義下の「自由」な日常
著者名等 松戸清裕 /著  
出版 岩波書店 2024.7
大きさ等 20cm 254,14p
分類 238.07
件名 ロシア-歴史-ソビエト連邦時代 , 民主主義
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1967年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。北海学園大学法学部教授。ソ連史。著書に『歴史のなかのソ連』(世界史リブレット・山川出版社、2005年)、『ソ連史』(ちくま新書、2011年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 自由主義を否定しつつ真の民主主義を目指したソ連当局。指導者を揶揄しながらも共産主義の未来を信じて政権に手紙を送る市民たち。ソ連における民主主義とは何だったのか。膨大な一次史料を丹念に読みこみ、その実態に迫る。
要旨 一般的には非民主主義的な全体主義国家だったと言われるソ連は、西側諸国の「自由主義」は否定したが、デモクラシー(人民の権力)をなにより重視していた。人々の生活に全面的な責任を負っていた党には日々膨大な陳情や意見が寄せられ、当局はそれらに真剣に向きあうことで人民との「対話」を模索し続けた。体制に容認された自由だけでなく政権の目を盗んで得た「自由」をも謳歌していた人々の日常を一次史料から丹念に再構成し、ソ連型民主主義の実態に迫る意欲作。
目次 第1章 ソヴィエト民主主義とは何か(「リベラル」でないデモクラシー;本書の対象時期;理念を実現する努力;ソヴィエト民主主義における選挙);第2章 公認された自由は実現されたか(憲法が保障した自由;公的回路を通じた「対話」;全人民討議による「対話」;勤労集団による参加);第3章 日常生活における自由と「自由」(「過度の容寛さ」という「リベラリズム」;「寄生的生活様式」;自由と「自由」の結合―サークル、ロック、ジーンズ;職場における「自由」;愚行をする「自由」;神の名における「自由」);第4章 「偽りの平穏」(社会秩序維持の努力と限界;自由時間の増加と違法行為;「見せかけの平穏」と「自由」);終章 ソ連における民主主義と自由(「ぬるま湯性」と「自由」;体制に対する人々の意識と態度;ソヴィエト民主主義の「遺産」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023748-2   4-00-023748-9
書誌番号 1124021670
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124021670

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中央 5階人文科学 238.0 一般書 貸出中 - 2076827659 iLisvirtual
公開 238 一般書 貸出中 - 2077039093 iLisvirtual