日本近代思想の忘却された水脈 --
牧野英二 /著   -- 法政大学出版局 -- 2024.8 -- 20cm -- 338,14p

資料詳細

タイトル 京都学派とディルタイ哲学
副書名 日本近代思想の忘却された水脈
著者名等 牧野英二 /著  
出版 法政大学出版局 2024.8
大きさ等 20cm 338,14p
分類 134.9
件名 京都学派の哲学
個人件名 ディルタイ ヴィルヘルム
注記 並列タイトル:Kyoto‐Schule und die Philosophie Wilhelm Diltheys
注記 索引あり
著者紹介 1948年生。法政大学名誉教授。哲学・倫理学・感性学。日本カント協会会長・日本ディルタイ協会会長・日本哲学会理事・日本倫理学会評議員等を歴任。主要著作に『「持続可能性の哲学」への道』(法政大学出版局)、編著に『カントを学ぶ人のために』(世界思想社)、訳書に『判断力批判』(『カント全集』8巻・9巻、岩波書店)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「へだたり」を哲学する. 西田幾多郎とディルタイ哲学. 田辺元とW・ディルタイの思索の「家族的類似性」. 田辺哲学と「歴史的理性批判」への道. 和辻哲郎に対するディルタイの影響の多面性. 和辻倫理学とディルタイ解釈学. 三木清とディルタイ解釈学. マルクス主義とディルタイ批判の変遷. 『構想力の論理』と歴史的構想力の批判. 「想像力の植民地化」を超えて
要旨 ディルタイは日本哲学に何をもたらしたか。日本近代哲学の巨星、西田幾多郎、田辺元、和辻哲郎、三木清。その学問や歴史をめぐる思索の背景には、生涯にわたって精神科学の基礎づけや「歴史的理性批判」を探究した先達にして「謎の老人」ヴィルヘルム・ディルタイの濃い影があった。日本語版『ディルタイ全集』の編集代表を務め、四半世紀の時間をかけて完結に導いた著者が、思想史の忘れられていた水脈を明るみに出す渾身の書。
目次 序論 「へだたり」を哲学する;第1章 西田幾多郎とディルタイ哲学―京都学派のディルタイ評価と『ディルタイ著作集』「推薦の辞」を手がかりにして;第2章 田辺元とW・ディルタイの思索の「家族的類似性」―『ディルタイ=ヨルク伯往復書簡集』とハイデガーの影響作用史再考;第3章 田辺哲学と「歴史的理性批判」への道―ディルタイとの「重ね読み」の試みの帰趨;第4章 和辻哲郎に対するディルタイの影響の多面性―和辻倫理学の基盤としてのディルタイ哲学;第5章 和辻倫理学とディルタイ解釈学―「歴史的理性批判」と和辻倫理学の体系;第6章 三木清とディルタイ解釈学―歴史哲学と「歴史的理性批判」;第7章 マルクス主義とディルタイ批判の変遷―科学批判から構想力の論理へ;第8章 『構想力の論理』と歴史的構想力の批判―『哲学的人間学』のディルタイ批判を介して;結論 「想像力の植民地化」を超えて
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-13042-7   4-588-13042-0
書誌番号 1124026392
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124026392

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 134.9 一般書 利用可 - 2076908977 iLisvirtual