地域社会に放置された家屋・農地・山林をどう管理するのか --
片野洋平 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2024.8 -- 21cm -- 262p

資料詳細

タイトル 放置資産がコミュニティを毀損する
副書名 地域社会に放置された家屋・農地・山林をどう管理するのか
著者名等 片野洋平 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2024.8
大きさ等 21cm 262p
分類 365.3
件名 空き家-日本 , 耕作放棄地-日本 , 私有林-日本
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1974年、東京都生まれ。2009年、上智大学法学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(法学)。鳥取大学農学部助教、准教授を経て、現在、明治大学農学部准教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 日本全国で管理されないまま放置されている空き家・農地・山林(放置資産)は、誰がどのように管理すればいいのか。著者自らが関わった経験等に基づき、今後、日本でますます深刻化する可能性の高い問題について解説する。
要旨 近年、日本全国で管理されないまま放置されている空き家・農地・山林(放置資産)を、誰がどのように管理するのかが大きな社会問題となっている。放置資産は、住民のQOLを低下させ鳥獣被害や土砂崩れ等の発生率を高めるからである。一方、所有者の多くも「どう扱えばよいのかわからない」と悩んでいる。こうした中、著者も職員の一人としてこの問題に取り組んだのが鳥取県日南町である。日南町では、地域を離れた者も共同体の一員と捉え、共同体的な責務や将来生じるコストを見込んだ包括的な視点から放置資産の無償での寄付を受け付けている。これらの点を踏まえ、本書では、まず放置資産が生じる社会構造的要因と問題の解消を妨げる要因を放置資産所有者への調査等から分析。次に、日南町の取り組み等を踏まえ治安・防災・コミュニティ維持の観点から問題解消策を提言。著者自らが関わった経験等に基づき、今後、日本でますます深刻化する可能性の高い問題について解説した一冊。
目次 序章 放置資産問題の解消に向けて;第1章 なぜ放置資産が問題なのか;第2章 なぜ放置資産が生まれたのか―歴史から見えてくる必然性;第3章 どのような放置資産対策が行われてきたのか;第4章 海外の放置資産―日本への示唆;第5章 放置資産の所有者は何を考えているのか;第6章 放置資産と放置財―放置財とは何か;第7章 伝統的価値観の影響―不在所有される空き家・農地・山林の分析から;第8章 なぜ放置資産問題に対応できないのか;第9章 地域の問題は地域で解消する―鳥取県日南町の事例から;第10章 地域活性化に必要な条件―物語・科学的マインド・社会と自然との調和;終章 現代版広域入会の必要性―放置資産研究から見えてきたこと
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09632-9   4-623-09632-7
書誌番号 1124026997
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124026997

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山内 公開 365 一般書 貸出中 - 2077102194 iLisvirtual