韓医院の人類学 --
キムテウ /著, 酒井瞳 /訳   -- 柏書房 -- 2024.9 -- 19cm -- 270p

資料詳細

タイトル 二つ以上の世界を生きている身体
副書名 韓医院の人類学
著者名等 キムテウ /著, 酒井瞳 /訳  
出版 柏書房 2024.9
大きさ等 19cm 270p
分類 389
件名 医療人類学 , 医療-大韓民国
注記 文献あり
著者紹介 【キムテウ】延世大学化学科を卒業後、米国ニューヨーク州立大にて文化人類学博士号を取得。現在は慶熙大学韓医科大学教授。伝統医療に関する医療人類学者として、社会文化と医療の相互関係、医療に内在する存在論および認識論を研究している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 西洋医学と韓医学。2つの医療が併存する韓国というフィールドを、人類学者が読み解く。メルロ=ポンティやドゥルーズなどの知見も参照しつつ、“病む身体”とそれを取り巻く世界の複数性を描いた学術(アカデミック)ノンフィクション。
要旨 病院の医師の視線が患者よりモニターに向かう理由とは?韓医学の病名が西洋医学より曖昧になるのはなぜ?同じ「打つ」でも鍼と注射では何が違う?医療が一つでなければ、身体をめぐる真実も一つではない。当たり前だと思っていた景色が一変する学術ノンフィクション!西洋医学と韓医学。二つの医療が併存する韓国というフィールドを、人類学者が読み解く。メルロ=ポンティ、ドゥルーズ、フィリップ・デスコラ、エドゥアルド・コーンなどの知見も参照しつつ、“病む身体”とそれを取り巻く世界の複数性を臨場感たっぷりに描いた意欲作。
目次 1章 身体に関する真実は一つではない(人類学者、病院と韓医院に行く;東アジアの身体、西洋の身体);2章 診断、身体を知る(初対面、診療室;対象の固定と、流れを読むこと;再び、診療室にて);3章 医学用語、身体を述べる(病の名前;幾何学的な想像力と脈象の想像力;医学と美術、表現の問題;先行する枠組みと後行する定規);4章 鍼、身体の可能性を手伝う(「治療」ではない「治」;自ら運行する身体;濃密なアナロジーのネットワーク;ネットワークを揺らす鍼);5章 薬、身体の外にある存在と共に治を行う(二人の患者、二つの処方;製薬と処方;成分と薬性;人間的なるものを超えた存在と世界);付言 用語解説、または用語解明
ISBN(13)、ISBN 978-4-7601-5567-5   4-7601-5567-8
書誌番号 1124028435
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124028435

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