孝子説話型継子譚との比較研究から -- 研究叢書 --
森あかね /著   -- 和泉書院 -- 2024.8 -- 22cm -- 284p

資料詳細

タイトル 平安期物語における継子譚受容
副書名 孝子説話型継子譚との比較研究から
シリーズ名 研究叢書
著者名等 森あかね /著  
出版 和泉書院 2024.8
大きさ等 22cm 284p
分類 910.23
件名 日本文学-歴史-平安時代 , 孝行-文学上
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 長崎県佐世保市に生まれる。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(国文学)。現在、九州産業大学国際文化学部講師、同志社大学人文科学研究所嘱託研究員(社外)。専門は中古文学、物語文学。著書に高専古典教育研究会『結ひの古典 YUI NO KOTEN』(あるむ、2024年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序章. 平安期物語における「継子」「継母」「継父」「継女」の使用実態. 平安期物語の継子譚展開. 『落窪物語』における孝養. 『落窪物語』北の方における継母造形. 『うつほ物語』忠こそ物語における長編への方法. 継息子の物語としての光源氏の物語. 光源氏の物語と舜譚. 紫の上と明石姫君. 『落窪物語』における女君の力. 『源氏物語』における「孝」の方法. 光源氏の「孝」に対するまなざし. 終章
内容紹介 大陸伝来の継子譚、特に漢土の継子譚である孝子説話型の継子譚を中心として、平安期の物語における表現を支える1つの素材としての関わりを検討。継子譚が組み込まれた現存する平安期物語を取り上げ、物語の方法を新たな視点から再検討する。
要旨 大陸伝来の孝子説話型の継子譚と平安期物語。継子譚に関する研究は女の形式(「シンデレラ」型)の継子が主流であったが、男の形式も多数存在する。それら“継子譚”には漢土・インド伝来の、特に継母に一途に仕える孝子を讃えることを目的とした継子譚(孝子説話型)との繋がりを見いだせる。本書はその比較を中心として、『落窪物語』『うつほ物語』『源氏物語』といった継子譚が組み込まれた平安期物語を対象に、物語の方法を新たな視点から照射し、物語における表現の再構築を試みた。
目次 第一部 物語表現としての継子いじめ(平安期物語における「継子」「継母」「継父」「継女」の使用実態;平安期物語の継子譚展開―孝子説話型の継子譚との関わり);第二部 短編から長編物語へ(『落窪物語』における孝養―継子いじめとの関わりから;『落窪物語』北の方における継母造形―継子譚における迫害行為;『うつほ物語』忠こそ物語における長編への方法);第三部 『源氏物語』と継子譚(継息子の物語としての光源氏の物語―弘徽殿女御との関係を中心に;光源氏の物語と舜譚―孝思想との関わりから;紫の上と明石姫君―馬皇后・粛宗型の関係との比較から);第四部 物語における「孝」(『落窪物語』における女君の力―父親との関係から;『源氏物語』における「孝」の方法―「孝」の用例を起点として;光源氏の「孝」に対するまなざし)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-1100-9   4-7576-1100-5
書誌番号 1124030285
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124030285

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