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真名本『曽我物語』テクスト論 --
神田龍身 /著   -- 勉誠社 -- 2024.10 -- 20cm -- 346p

資料詳細

タイトル 鎌倉幕府の文学論は成立可能か!?
副書名 真名本『曽我物語』テクスト論
著者名等 神田龍身 /著  
出版 勉誠社 2024.10
大きさ等 20cm 346p
分類 913.437
件名 曽我物語
注記 文献あり
著者紹介 学習院大学名誉教授。東京実業高等学校非常勤講師。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期退学。単著として『神田龍身初期論文集』(学習院大学研究叢書、2021年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 真名本『曽我物語』と『吾妻鏡』という2つの作品の関係論、また『金槐和歌集』や『新古今和歌集』、『神道集』、『太平記』などさまざまなテクストを比較。鎌倉時代における文学の言語空間について考察する。
要旨 「歴史」か「物語」か?武士団の世界観、東国ならではの恋物語、縁起や唱導の言葉の引用、頼朝と曽我兄弟の弟・五郎との熾烈な言葉の応酬などの言語的実験…中世東国のなんたるかを如実に体現した範例的・普遍的テクストであると言える真名本『曽我物語』。そしてなによりも「歴史テクスト」としての自らを押し出したのが真名本という物語ではないのか。一方、真名本と同じ事件を取材しながらも、まったくの反対方向を志向している『吾妻鏡』。幕府の公的年代記であるがゆえに『曽我物語』よりも、史料的価値が高く見積もられている『吾妻鏡』であるが、果たしてその優位性は正しいのか。歴史テクストを歴史たらしめる言葉の構造とは何なのか。真名本『曽我物語』と『吾妻鏡』という二つの作品の関係論、また『金槐和歌集』や『新古今和歌集』、『神道集』、『太平記』などさまざまなテクストを比較することにより、鎌倉時代における文学の言語空間について考察する。
目次 鎌倉幕府の文学論は成立可能か!?;第1部 「法」と自爆テロ(真名本『曽我物語』入門;曽我御霊神の誕生;大将軍源頼朝の誕生;鎌倉幕府創世神話;補遺・東国テクストの表現構造);第2部 歴史への欲望(真名本『曽我物語』という歴史テクスト;平安朝物語文学と真名本『曽我物語』;『吾妻鏡』/真名本『曽我物語』);第3部 真名本『曽我物語』とその周縁(「曽我語り」「唱導」の問題;仮名本『曽我物語』という「物語」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-39045-9   4-585-39045-6
書誌番号 1124043134
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124043134

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階ヨコハマ資料 Map 県下3 913.4 一般書 利用可 館内のみ 2077339755 iLisvirtual
中央 5階人文科学 Map 913.4 一般書 利用可 - 2077282141 iLisvirtual