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夏目漱石『明暗』を読み直す -- いま読む!名著 --
飯田祐子 /著   -- 現代書館 -- 2024.12 -- 20cm -- 220p

資料詳細

タイトル 家族ゲームの世紀
副書名 夏目漱石『明暗』を読み直す
シリーズ名 いま読む!名著
著者名等 飯田祐子 /著  
出版 現代書館 2024.12
大きさ等 20cm 220p
分類 910.268
件名 明暗
個人件名 夏目漱石
注記 文献あり
著者紹介 1966年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科、博士(文学)。現在、名古屋大学大学院人文学研究科教授。専門は、日本近現代文化・文学、ジェンダー批評。単著に『彼女たちの文学 語りにくさと読まれること』(2016年、名古屋大学出版会)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:家族ゲームの物語としての『明暗』. 「家庭」という劇場. 言葉とジェンダー構造. 男性性と「金」. お延と「愛」. 七つの三角形. 継続のための均衡を探して
内容紹介 夏目漱石の名著『明暗』を、現代の問題意識から読み直す1冊。今も変質し続けている「家族のありかた」について、漱石の時代を始点として読み解きながら、100年前の時代と私たちの現在を行き来しつつ考察していくことを試みる。
要旨 夏目漱石は、評論や講演では、明治という大きな時代変化の中での国家や社会の変化を巨視的に論じることが多かったが、一転して小説では、背景に政治、経済といった公的領域の問題を組み込みつつも、人と人との細やかで複雑な関係を微視的に見つめる細やかな物語を書き続けた。特に、急速に変化していく社会と、それに急かされていく私的領域との軋轢が最も顕著に表れる「家族」には常に注意を注ぎ続け、『それから』『こころ』『道草』などの代表的作品で常に触れてきた。そんな流れの最後の作品が『明暗』である。本書では、今も変質し続けている「家族のありかた」について、漱石の時代を始点として読み解きながら、一〇〇年前の時間と私たちの現在を行き来しつつ考察していくことを試みる。
目次 序章 家族ゲームの物語としての『明暗』;第1章 「家庭」という劇場;第2章 言葉とジェンダー構造;第3章 男性性と「金」;第4章 お延と「愛」;第5章 七つの三角形;終章 継続のための均衡を探して
ISBN(13)、ISBN 978-4-7684-1023-3   4-7684-1023-5
書誌番号 1124050461
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124050461

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