奥能登のアエノコトの二十世紀 -- 岩波現代文庫 -- 学術
菊地暁 /著   -- 岩波書店 -- 2025.6 -- 15cm -- 388,15p

資料詳細

タイトル 柳田国男と民俗学の近代
副書名 奥能登のアエノコトの二十世紀
シリーズ名 岩波現代文庫 学術
著者名等 菊地暁 /著  
出版 岩波書店 2025.6
大きさ等 15cm 388,15p
分類 380.1
件名 民俗学 , 農耕儀礼-石川県
個人件名 柳田国男
注記 吉川弘文館 2001年刊に追加
注記 文献あり 索引あり
内容紹介 「民間の新嘗祭」と呼ばれる奥能登のアエノコトは、激変する戦後日本の中で柳田国男とその門下たちによって「発見」されたものだった。フィールドとテクストに働く政治と修辞をに読み解き、アエノコトを「二十世紀の物語」として再考する。
要旨 「民間の新嘗祭」と呼ばれる奥能登のアエノコト。稲作民族の原点を伝えるとされるその姿は、じつは激変する戦後日本の中で柳田国男とその門下たちによって「発見」されたものだった。フィールドとテクストに働く政治と修辞を徹底的に読み解き、アエノコトを「二十世紀の物語」として再考する。
目次 序章 奇妙な懸隔―柳田/民俗学というアポリア;第一章 闘争の場としての民俗文化財―宮本馨太郎と祝宮静の民俗資料保護(起源としてのアチック;「民俗資料」の独立;民俗資料緊急調査の波紋;民俗文化財研究協議会の軌跡);第二章 あえのことのこと―小寺廉吉と四柳嘉孝の民俗調査(放浪の研究者―小寺廉吉の若山村調査;饗応の祭典―『歳時習俗語彙』から『山宮考』へ;分布と形態―四柳嘉孝と九学会連合能登調査;稲の産屋―「民間の新嘗祭」の誕生);第三章 民俗と写真のあいだ―芳賀日出男と民俗写真(写真家の民俗/民俗学者の写真;演出の否定―柳田国男の写真観;六枚目の写真―野本家のアエノコト―『田の神』へ至る道―芳賀日出男のアエノコト);第四章 農の心の現在―原田正彰とあえのこと保存会(国指定重要無形民俗文化財―保存会設立まで;埋め込まれる太陽神―原田正彰の記述と調査;観光化の「希望」と「挫折」―植物公園のアエノコト実演;能登を越える―江戸村と国立歴史民俗博物館;伝承する現在―梅勝二さんと中谷省一さん);終章 エスノグラフィック ノ セカイ
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-600485-9   4-00-600485-0
書誌番号 1125015378
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1125015378

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
公開 文庫本 380 一般書 貸出中 - 2078754098 iLisvirtual