詩人・牧羊子と作家の昭和 --
浜本隆志 /著   -- 法政大学出版局 -- 2025.7 -- 20cm -- 254p

資料詳細

タイトル 残照開高健
副書名 詩人・牧羊子と作家の昭和
著者名等 浜本隆志 /著  
出版 法政大学出版局 2025.7
大きさ等 20cm 254p
分類 910.268
個人件名 開高健
注記 文献あり
著者紹介 1944年香川県生まれ。関西大学名誉教授。博士(文学)、専攻はドイツ文化論・比較文化論。著書に『ドイツ・ジャコバン派』(平凡社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 戦後高度成長期の文学を牽引した開高健。しかしその執筆活動の背景には、妻・牧羊子との容易ならざる家庭生活、闇三部作などに象徴されるニヒリズム、女性たちとの秘密の関係があった。〈悪妻〉説に異を唱えつつ、亡き人々への鎮魂の思いを込めて記す。
要旨 作家夫婦は昭和の時代をどう生きたか。戦後高度成長期の文学を牽引し、ベトナム戦争従軍記で新境地を開拓、釣り紀行ルポや美食エッセイでも読者を魅了した開高健(1930〜89)。しかしその執筆活動の背景には、妻・牧羊子との容易ならざる家庭生活、闇三部作や『珠玉』に象徴されるニヒリズム、女性たちとの秘密の関係があった。谷沢永一と同僚であった著者が、その〈悪妻〉説に異を唱えつつ、亡き人々への鎮魂の思いを込めて記す開高文学讃。
目次 序章 芥川賞作家を創った女性;悪妻伝説とフェミニズム;同人誌『えんぴつ』に集った鬼才たち;開高健と牧羊子の出会い;牧羊子の詩の世界;開高文学の原点;コピーライターとしての開高健;初期の作品群『パニック』、『日本三文オペラ』と『流亡記』;芥川賞受賞;大阪vs東京;開高の『ベトナム戦記』;政治の季節から小説家への回帰;開高文学の頂点『夏の闇』;開高健の闇;火宅の人;開高はなぜ離婚できなかったのか;言葉の魔術師;焼け跡世代のグルメ志向;世界放浪のロマン;牧羊子の晩年の詩;純文学への回帰―遺作『珠玉』;『珠玉』と三島由紀夫の『金閣寺』;開高健の最期;女の闘い―牧羊子と高恵美子;開高健と娘道子;牧羊子と金子光晴夫妻;終章 牧羊子は「悪妻」だったのか
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-46027-2   4-588-46027-7
書誌番号 1125019892
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1125019892

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