白水uブックス -- 海外小説永遠の本棚
セルゲイ・トレチヤコフ /著, 伊藤愉 /訳   -- 白水社 -- 2025.8 -- 18cm -- 291p

資料詳細

タイトル 子どもがほしい!
シリーズ名 白水uブックス 海外小説永遠の本棚
著者名等 セルゲイ・トレチヤコフ /著, 伊藤愉 /訳  
出版 白水社 2025.8
大きさ等 18cm 291p
分類 982
注記 原タイトル:ХОЧУ РЕБЁНКА!
注記 付:附録/ポスター(1枚)
著者紹介 【セルゲイ・トレチヤコフ】現在のラトヴィア出身の詩人、ルポルタージュ作家、劇作家等。モスクワ大学在学中の1913年に詩の発表を始める。内戦期には詩人として活動する。22年にモスクワに戻り、中心メンバーとして雑誌『レフ』の発行に携わる。24年から25年にかけて中国に滞在、中国を題材にした作品を多数著す。27年創刊の『新レフ』でも中心的な役割を担い、広くルポルタージュへと活動の軸足を移す。37年に逮捕・銃殺される。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1920年代半ばのモスクワ。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘するが…。共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する討論劇。
要旨 十月革命と内戦を経て、本格的にソ連邦が動きだしていた1920年代半ばのモスクワ。ネップ期で活況を呈す都市部には、新たな生活に参画すべく人びとが大量に流入していた。主人公のミルダや登場人物たちが暮らすのは、ひとつの区画をいくつもの世帯で共有するソ連式の共同住宅。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘する。そうしたさなか、風貌はときに男性に間違えられ、色恋にはまったく関心がないミルダも、あることをきっかけに「子どもがほしい」という欲望をもっている自分に気づく。ミルダは優生学的思想に基づき、良質な精子を提供できるだろうとの見立てのもと、優秀なプロレタリアートのヤコフを誘う。「私は夫はいらないんです。ほしいのは赤ん坊なの。私にはあなた自身は必要なくて。私に必要なのは、あなたの精子」―共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する、問題含みの討論劇!
ISBN(13)、ISBN 978-4-560-07263-9   4-560-07263-9
書誌番号 1125023833
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1125023833

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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