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中国の鵜飼漁をめぐる謎解きフィールドワーク -- 新・動物記 --
卯田宗平 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2025.11 -- 19cm -- 239p

資料詳細

タイトル 逃げないカワウ
副書名 中国の鵜飼漁をめぐる謎解きフィールドワーク
シリーズ名 新・動物記
著者名等 卯田宗平 /著  
出版 京都大学学術出版会 2025.11
大きさ等 19cm 239p
分類 384.36
件名 鵜飼-中国
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 滋賀県出身。小学生のとき、自由研究で水生昆虫のタイコウチを取りあげる。水中でメダカを獲る能力の個体差を調べていた。その後、オオクチバス、ブルーギル、トナカイ、カワウソ、カワウ、ウミウの調査を経て、いまは長鳴き鶏を調べる。特定の動物が利用される背後の人間文化に強い関心がある。2010年に日本文化人類学会奨励賞、2022年に大同生命地域研究奨励賞。国立民族学博物館グローバル現象研究部教授。専門は環境民俗学・生態人類学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 船の止まり木にのるカワウたち。繋ぐ紐はない。獲った魚は人に横取りされる。それでも逃げない。一体なぜ?中国各地の鵜飼漁をめぐり、漁師たちと交流史、鳥と人とのふしぎな関係を説き明かす。写真や動画も豊富に掲載。
要旨 このカワウ、なぜ逃げない?それは中国江西省の湖で目撃した奇妙な光景だった。船の止まり木にのるカワウたち。繋ぐ紐はない。獲った魚は人に横取りされる。それでも逃げない。一体なぜ?著者は中国各地の鵜飼漁をめぐり、漁師たちと交流し、鳥と人のふしぎな関係を解き明かす。その思考は家畜化の起源や日中の鵜飼漁の違いの考察まで飛翔していく。写真や動画(QRコード付き)も豊富に掲載。
目次 1章 長江の流域へ(見たこともない漁法に出会う;誰がカワウを「発見」したのか);2章 手さぐりの鵜飼調査(地道なフィールドワークの開始;カワウの一日に密着;カワウがスムーズに回収される理由);3章 表舞台をみてまわる―カワウと生きる、カワウが活きる(定点調査の落とし穴;カワウの入手から死後まで;鳥と人がおりなす漁の技);4章 舞台裏を覗く―逃げないカワウができるとき(カワウと漁師の奇妙な関係;目を開けると人間の顔;一羽でいると怖さ半減?;「一人前」になるために);5章 逃げないカワウから人間を知る―手段としての動物記(家畜から何を問うのか;なぜカワウの生殖に介入するのか;なぜ鵜飼漁が生業として成り立つのか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0614-4   4-8140-0614-4
書誌番号 1125041668
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1125041668

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 384.3 一般書 貸出中 - 2079239545 iLisvirtual