身体という謎 --
小阪修平 /編   -- 作品社 -- 1986.9 -- 21cm -- 223p

資料詳細

タイトル 思考のレクチュール 1
各巻タイトル 身体という謎
著者名等 小阪修平 /編  
出版 作品社 1986.9
大きさ等 21cm 223p
分類 104
件名 心身関係
注記 二重
内容 内容:身体の再-発見―身体という問題の通史 小阪修平著. 肉体の万能薬 大橋喜之著. 主観性と身体―ヘーゲル・フォイエルバッハ・マルクス 西研著. 象徴体系としての身体・風景の異和 赤坂憲雄著. 身体をめぐる諸思想 井沢賢隆ほか著. 身体のポリティックスとプラグマティックス 永沢哲著. 肉体現象学序説―神秘思想と身体 鎌田東二著. 身体という場所 小阪修平著
要旨 わたしたちが〈身体〉という観念からはじまる思考によって、どれほど事実の深みに迫れるかがもんだいなのだ。事実の深みとは、存在のひろがりといいかえてもよい。だがヨーロッパの思想史は、たとえば存在ということばがたえず彼岸化されていくような隘路にみちている。〈身体〉とは自明な謎なのだ。身体というわたしたちがこの世界に棲みこんでいる基本的なありかたをつうじて、わたしたちの生の深みがあらわれるさまざまな回路がどれほど語りうるか。それが〈身体〉というもんだいのもっている今日的な意義なのである。
目次 身体の再‐発見―身体という問題の通史(身体というもんだい、あるいはデカルト的知の外部;身体についての古代的な思考、あるいはプラトニズムの二重性;汎神論的な思考、あるいは生命と自然;身体はひとつの偉大な理性である―ニーチェ;体験している身体―メルロ・ポンティ);肉体の万能薬(類比的生命と「一者」への還元;言葉の受肉と叡知;生と死の往還);解剖学のまなざし;主観性と身体(ヘーゲルの生命論;フォイエルバッハの感性主義;マルクスの類的な労働論=身体論);象徴体系としての身体・風景の異和(身体の境界―穢れ;身体の陰翳―異形;身体の叛乱―病い);身体をめぐる諸思想(ナルシシズムの問題;肉の理論あるいは純潔への偏執)―アルトー;檻としての身体―三島由紀夫;身体のポリティックスとプラグマティックス(文化としての身体―イリイチ;ユングあるいは自己の影―プシュケーの知から身体の錬金術へ;権力と身体―権力の微視物理学);肉体現象学序説―神秘思想と身体(身体の深域とその変成;空海の肉体=精神現象学;言語身体論―ヨーガ生理学とシュタイナー;身体の分解と統合―人間神化と人間自然化);身体という場所(〈身体〉という問い;ナルシスと・
ISBN(13)、ISBN    4-87893-201-5
書誌番号 1190230215
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1190230215

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 104/241/1 一般書 利用可 - 2015920362 iLisvirtual

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
身体の再-発見―身体という問題の通史 小阪 修平
肉体の万能薬 大橋 喜之
主観性と身体―ヘーゲル・フォイエルバッハ・マルクス 西 研
象徴体系としての身体・風景の異和 赤坂 憲雄
身体をめぐる諸思想 井沢 賢隆
身体のポリティックスとプラグマティックス 永沢 哲
肉体現象学序説―神秘思想と身体 鎌田 東二
身体という場所 小阪 修平