イスラム世界とロシア革命 -- 新しい世界史 --
山内昌之 /著   -- 東京大学出版会 -- 1986.12 -- 19cm -- 366,17p

資料詳細

タイトル スルタンガリエフの夢
副書名 イスラム世界とロシア革命
シリーズ名 新しい世界史
著者名等 山内昌之 /著  
出版 東京大学出版会 1986.12
大きさ等 19cm 366,17p
分類 309.338
件名 回教徒-ロシア , 社会主義-回教圏 , 共産主義
注記 スルタンガリエフの肖像あり
内容 巻末:参照文献
要旨 スルタンガリエフは、きらめくようなひと筋の光芒を歴史の舞台に残しながら、またたくまにロシアの暗がりの中に姿を消した星である。ロシア革命の閃光と共に登場したスルタンガリエフは、ムスリム民族共産主義の父であった。このタタール人革命家は、ボリシェヴィキの思想にはらまれる「普遍主義」や「オリエンタリズム」の限界をいちはやく見ぬいていた。かれは、ムスリム自身の手で旧ロシア帝国のムスリム民族地域の脱植民地化をはかろうとした知られざる預言者でもある。スルタンガリエフは、生き急ぎ非業の死にたおれた須臾の人生において、社会主義とナショナリズム、それにイスラムの調和と総合を目指した。この「第三世界社会主義」の忘れられた先駆者は、ベン・ベッラ、フランツ・ファノン、アリー・シャリーアティーなどにも深い感銘を与え、激動する中東イスラム世界の現代史にも大きな衝撃を静かに及ぼしている。
目次 序章 イスラム・社会主義・ナショナリズム;第1章 タタールとロシア(「異教徒の国で」;もう一つのディアスポラ;イスラム改革思想;スルタンガリエフの精神的系譜);第2章 民族と革命(社会主義のウンマ;タタール三月革命);第3章 「異端」の社会主義(スルタンガリエフの革命思想;ムスリム民族共産主義への道と挫折);第4章 並行する権力(社会主義化するイスラム;タタール自治ソヴェト共和国);第5章 スルタンガリエフ主義、神話と現実(陰謀;「反革命」);終章 預言者スルタンガリエフ
ISBN(13)、ISBN    4-13-025066-3
書誌番号 1190238905

所蔵

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山内 書庫 238 一般書 利用可 - 0061083204 iLisvirtual
瀬谷 書庫 209 一般書 利用可 - 0081043914 iLisvirtual