言葉と事件をめぐって -- 平凡社選書 --
早川庄八 /著   -- 平凡社 -- 1986.11 -- 20cm -- 258p

資料詳細

タイトル 中世に生きる律令
副書名 言葉と事件をめぐって
シリーズ名 平凡社選書
著者名等 早川庄八 /著  
出版 平凡社 1986.11
大きさ等 20cm 258p
分類 210.4
件名 律令 , 日本-歴史-中世
要旨 鎌倉時代までの公家社会では、法意はすりかわり、自在の拡張解釈が行われはしたものの、律令法という枠組みが死滅していたわけではなかった。否むしろ、その枠組みが生きていたからこそ、法意をすりかえ、自在の拡張解釈を行ってまで、律令法と現実との間隙を埋める努力が続けられていたといった方が正確であろう。寛元2年(1244)石清水八幡宮神殿を汚した流血は後嵯峨朝廷を激論の渦に巻きこむ。希代の逆悪、流罪に処すべし、「宗廟」に対する犯罪―この観念が公卿らの念頭をよぎる。しかし「宗廟」に関する規定は日本の律令には存在しない。そして明法博士の答申は、単なる殴打事件・贖銅十斤を科すのみ。公卿らの審議は夜を徹して続く。足かけ2年に及ぶ審理はついに御前会議たる鬼間議定にもちこまれる。そして意外な結末が…。
目次 「供給」をタテマツリモノとよむこと―日本的接待の伝統;寛元2年の石清水八幡宮神殿汚穢事件―平戸記の関連記事・試読;応安4年の明法勘文
ISBN(13)、ISBN    4-582-84101-5
書誌番号 1190242068

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 210.4/602 一般書 利用可 - 0005167795 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 322 一般書 利用可 - 0011134033 iLisvirtual