大人になれない青年たち --
山田和夫 /著   -- 大和出版 -- 1988.4 -- 19cm -- 235p

資料詳細

タイトル エロスなき母子癒着の病理
副書名 大人になれない青年たち
著者名等 山田和夫 /著  
出版 大和出版 1988.4
大きさ等 19cm 235p
分類 367.3
件名 家族 , 親子関係 , 青年期
注記 『父よ、母よ、子よ』(潮文社昭和55年刊)の改題、改訂
要旨 講義に出ても、懇親会には出ない。テニスのサークルで汗をかくが、部室には入らない。会食しながらの雑談ができない。―そういう、自力で人間関係を深められない青年が増えている。彼らは一見、母親とべたべたしているように見えるが、「僕たちには親子関係はなかった」と冷たく言い放つ。“信頼”を軸に家族を立て直す視点を提示。
目次 1章 〈母子癒着〉の構図―エロスを欠いた“母”の過剰な取り込み(漱石とカフカの場合―親が植えつける存在不安;子を拒否する母の3タイプ;「ふれ合い」恐怖の青年達;ひとり立ちすることへの恐怖;女々しさの露呈―ここ一番での逃亡;父を拒否するとき―共生から癒着へ);2章 〈歪んだ家族〉の構図―“父”不在が引き起こす家庭崩壊(離散型の家族と画一型の家族;「閉ざされた」家族に多い幼児暴行;父親の重要性―“男らしさ”の注入;エディプス期固着―社会性の育たない青年達);3章 〈信頼〉の構図―他を信じることが支えとなって蘇生する(“歯止め”のない青年達;他人への敵意―「自己臭症」の珍しい症状;強者志向の落し穴―対人恐怖の共通の心理;家族催眠―子供に“感情”を埋め込む;赤穂浪士の教訓―自分も他人もちょっとの差;依存対象の変化―それが“自立”である;アウシュビッツ・生き残りの教訓);4章 典型としての三島―家族の“業”を一身に具現した過程(祖母の「いけにえ」としてのスタート;人工的自閉症;貧しい感情体験―つよい自己愛性格;子供時代の劣等感に挑む―生い立ちとの凄絶な闘い)
ISBN(13)、ISBN    4-8047-6009-1
書誌番号 1190273979
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1190273979

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