ある開国経験の思想史 --
宮村治雄 /〔著〕   -- みすず書房 -- 1989.1 -- 20cm -- 234,39p

資料詳細

タイトル 理学者兆民
副書名 ある開国経験の思想史
著者名等 宮村治雄 /〔著〕  
出版 みすず書房 1989.1
大きさ等 20cm 234,39p
分類 289.1
個人件名 中江 兆民
要旨 『民約論』訳者、兆民とルソーとの出会いは、内面の〈自律〉を表わす〈心思の自由〉(リベルテー・モラル)という新しい価値の発見を意味した。その後の彼は、これにいかに社会的表現を与え、実現するかに全力を傾注した。『理学鉤玄』の執筆は、そのための第一歩であった。〈一身にして二世を経〉ざるをえなかった規範喪失の〈開国〉経験を思想化しようと、兆民を試みた。本書は、その試みの内面的展開をあるテクストの形成過程を通じて追う。
目次 福沢諭吉と中江兆民―一つの比較対照の試み;中江兆民における「ルソー」と「理学」―『理学鉤玄』の成立過程の一考察;中江兆民と「実質説」―『理学鉤玄』巻之三の典拠をめぐって;付録(中江兆民と「ルソー批判」;明治パトリオティスム覚書―訳語の歴史を手がかりに;「平民主義」とイロニー)
ISBN(13)、ISBN    4-622-03034-9
書誌番号 1190294606

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 121.9/134 一般書 利用可 - 0000075655 iLisvirtual
港北 公開 Map 121 一般書 利用可 - 0041142054 iLisvirtual