文学空間の亀裂 --
山形和美 /著   -- 彩流社 -- 1992.4 -- 20cm -- 310p

資料詳細

タイトル 開かれた言葉
副書名 文学空間の亀裂
著者名等 山形和美 /著  
出版 彩流社 1992.4
大きさ等 20cm 310p
分類 904
件名 文学
要旨 文学作品は実人生とはいかなる関係も持たない世界を構成するものでありながらも、それは実人生とある特殊な関わり方をするといったような、文学作品特有のいわば矛盾した複合性が文学作品のレーゾン・デートルとなっているという理解に立って、閉じられた文学空間に亀裂を生ぜしめてそれを外に向けて開き、同時にその亀裂を通して異界の暴力的とも言える力を作品空間内に呼び込む文学言語に潜む圧力を多角的に追求した批評の作業。
目次 1 開かれた言葉―ウォルター・オングから始めて;2 世界を読み解くメタファー―ノースロプ・フライ;3 仲介者としての解釈家の運命―フランク・カーモード;4 現代文学理論とユダヤ的発想―スーザン・A.ハンデルマン;5 誤読の美学・崇高批評―ハロルド・ブルーム;6 始源に対立する始まり―エドワード・W.サイード;7 文学とキリスト教―ひとつの視座;8 カタルシスかプレローマか―キリスト教的悲劇の可能性;9 叙事的の語り―ジョン・ミルトン『失楽園』の構造的解釈;10 テキストの表層―T.S.エリオット『荒地』をどう読むか;11 バラ園体験の詩的形象―T.S.エリオット『四つの四重奏』の構造;12 弱者の見果てぬ夢―D.H.ロレンス『アポカリブス』;13 殉教者はヒーローになれないか―ショーン・オフェイロン『消えゆくヒーロー』;14 フィクションとしてのメタ言語―ハーバート・リンデンバーガー『サウロの失墜』;15 サタン・悪魔・悪霊―その呼称をめぐって;16 〈タイポロジー〉について;17 〈プロット〉について;18 〈フィクション〉について
ISBN(13)、ISBN    4882022222
書誌番号 1193006267

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 904/175 一般書 利用可 - 0005023106 iLisvirtual