資料詳細

【図書】 ルソー

市民と個人 -- 増補 -- 筑摩叢書 --
作田啓一／著 -- 筑摩書房 -- １９９２．１０ -- １９ｃｍ -- ２５３ｐ

タイトル	ルソー
副書名	市民と個人
版情報	増補
シリーズ名	筑摩叢書
著者名等	作田啓一／著
出版	筑摩書房１９９２．１０
大きさ等	１９ｃｍ２５３ｐ
分類	135.3
個人件名	ルソー　ジャン・ジャック
要旨	ルソーの母は彼を生んで産褥熱で死に、父は母親似の彼を愛し憎んだ。ルソーは後年、スパルタをモデルに市民社会を仮構する『社会契約論』では〈父〉と同一化し、聖母のようなジュリを中心とするクララン農園を描く『新エロイーズ』では〈母〉と同化しようとした。さらに晩年、『孤独な散歩者の夢想』では自然との融合に生の充溢を求めた。スパルタには徳と愛国心という原理があったが、市民社会は利益による結合から成っており、クララン農園は小さなユートピアでしかない。彼は生の充溢による結合が可能な社会を夢見ていたのだ。ルソーの複雑なパーソナリティと思想を、精神分析や行為理論を統合した独自の観点から解明する。
目次	ルソー・近代と脱近代の思想；第１章　ルソーの自己革命；第２章　ルソーのユートピア；第３章　ルソーの直接性信仰；付論　ルソーの集団観
ISBN(13)、ISBN	4480013687
書誌番号	1193018587

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