メスメリズムと文学の研究 -- 異貌の19世紀 --
マリア・M.タタール /著, 鈴木晶 /訳,     -- 国書刊行会 -- 1994.03 -- 20cm -- 298,36,10p

資料詳細

タイトル 魔の眼に魅されて
副書名 メスメリズムと文学の研究
シリーズ名 異貌の19世紀
著者名等 マリア・M.タタール /著, 鈴木晶 /訳,    
出版 国書刊行会 1994.03
大きさ等 20cm 298,36,10p
分類 902.05
件名 文学-歴史
注記 Spellbound.
注記 巻末:邦訳作品リスト
要旨 十八世紀末、革命前夜のパリに登場した奇跡の施術師アントン・メスメルの催眠療法はたちまち人々を魅了し、その動物磁気説は、物議をかもしながら全西欧へとひろがっていった。その〈無意識〉の発見は、後のフロイトの精神分析を準備するが、一方でメスメリズムはドイツ・ロマン派において魔術と混淆し、人を呪縛し支配する暗い力の源泉と化す。ホフマン、クライストからバルザック、ポー、ホーソーンをへて、ヘンリー・ジェイムズ、D・H・ローレンス、トーマス・マンへ、さらにはカリガリ博士、ヒトラーへと受け継がれていく〈魔の眼〉の系譜をたどりながら、疑似科学が時代の精神、文学作品にあたえた影響を跡づける。
目次 第1章 メスメルからフロイトへ―動物磁気、催眠、暗示;第2章 電気による救済―科学、詩、「自然哲学」;第3章 雷鳴・稲妻・電気―ハインリヒ・フォン・クライストの戯曲にみる悟りの瞬間;第4章 盲目と明察―E.T.A.ホフマンの作品にみる幻視体験;第5章 意志の形而上学―バルザックの『人間喜劇』の窃視者と見者;第6章 主人と奴隷―ホーソーンの作品における創作過程;第7章 科学小説から精神分析へ―ヘンリー・ジェイムズ『ボストンの人びと』、D.H.ローレンス『恋する女たち』、トーマス・マン『マリオと魔術師』;付録 メスメルの命題
ISBN(13)、ISBN    4-336-03492-3
書誌番号 1194046155
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1194046155

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 902.0/45 一般書 利用可 - 0007010915 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 901 一般書 利用可 - 0009275843 iLisvirtual