ヨーロッパ十九世紀転換期の生の諸相 --
久山秀貞 /〔ほか〕編著   -- 松籟社 -- 1995.02 -- 22cm -- 237p

資料詳細

タイトル 世紀末は動く
副書名 ヨーロッパ十九世紀転換期の生の諸相
著者名等 久山秀貞 /〔ほか〕編著  
出版 松籟社 1995.02
大きさ等 22cm 237p
分類 230.6
件名 西洋史-近代
要旨 世紀末は動く…かりにこのように表現してみても、この言葉は、どこか奇矯な感じを免れないであろう。それは当然である。世紀末とは、なによりもまず特定の場所の、特定の時期を、つまり西欧の19世紀末を指していう言葉だからであり、それは客体のような動くものを指していう言葉ではないからである。しかし、この方向感覚の喪失こそが逆説的に「世紀末」のもっとも大きな特質となる。というのは、本来ならばネガティヴな状態を指すこの「方向感覚の喪失」が、新たな転換のポジティヴな契機をつくりだすからである。従来の西欧を支えた目的論的世界観はもはや再生されえない。それは確かであろう。だがこの「転換」は西欧という環境と歴史の境域をこえて世界に拡がってゆく。拡散と集中との新たな発生形態が可能となる。そこに「世紀末」の決定的な意味が見てとれるのである。
目次 第1章 思想―生への復帰;第2章 美術―原始の生;第3章 文学―デカダンスと生の変奏;第4章 文化―生の逸説と予兆
ISBN(13)、ISBN    4-87984-162-5
書誌番号 1195010722
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1195010722

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 230.6/11 一般書 利用可 - 2003390180 iLisvirtual