内村鑑三日録 11(1920~1924) --
鈴木範久 /著   -- 教文館 -- 1997.06 -- 19cm -- 462p

資料詳細

タイトル うめく宇宙
副書名 内村鑑三日録 11(1920~1924)
著者名等 鈴木範久 /著  
出版 教文館 1997.06
大きさ等 19cm 462p
分類 198.99
個人件名 内村 鑑三
内容 典拠文献:p457~462
要旨 1920年で内村は60歳の還暦を迎えました。大勢の人たちと協力して再臨運動を展開していた内村ですが、どうしても歩調を共にすることは困難な点に気づきました。それは、再臨のみを高調して、科学や進化論のすべてを否定する考え方でありました。内村に再臨の火をつけたトランブルや親友のベルとも、この意味では思想の相違を宣言するようになります。決別をうながした大きな理由は、再臨のみを説くあまり、贖罪の思想のゆるがせになることでした。1923(大正12)年9月に襲った関東大震災は、これをあくまで自然現象としながらも、そこに「近代人」の作り出した「文明」への一大警告を読みとろうとしました。翌年アメリカで決定した排日移民法には、往年のナショナリズムの血をはげしく湧き立たせました。日本のキリスト教界では、過激な排米主義のリーダーとも目されました。しかし、これもアメリカの「物質文明」と神の教えに反する人種差別への反発が、その根にありました。アメリカの「近代人」への反感とみることができます。ただ徳冨蘆花が評したように内村の激怒の背後に「米国に求め過ぎる」傾向のあったことはいなめません。
目次 1 内憂;2 再生を求めて;3 地鳴り;4 近代人;5 ナショナリズム
ISBN(13)、ISBN    4-7642-6338-6
書誌番号 1197041982
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1197041982

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 198.9/65/11 一般書 利用可 - 2011572149 iLisvirtual