言葉とイメージをめぐる12章 -- 中公新書 --
塚本昌則 /著   -- 中央公論新社 -- 2012.1 -- 18cm -- 240p

資料詳細

タイトル フランス文学講義
副書名 言葉とイメージをめぐる12章
シリーズ名 中公新書
著者名等 塚本昌則 /著  
出版 中央公論新社 2012.1
大きさ等 18cm 240p
分類 950.2
件名 フランス文学-歴史-近代
注記 文献あり
著者紹介 1959年秋田県生まれ。東京大学文学部卒、同大学院博士課程中退。白百合女子大学文学部専任講師などを経て、東京大学文学部教授。第8回日仏翻訳文学賞、第17回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞、第48回日本翻訳文化賞受賞。
内容紹介 ルソー、スタンダールからプルーストまで。文学とイメージの関わりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、書かれているものは何かを考える。
要旨 近代小説は19世紀以来、「(かけがえのない)個人」に焦点を当てて発達してきた。物語の主人公が、神や王から、ありふれた個人に替わる時、イメージこそが物語の書き手と読み手をつなぐために必須のものとなったのだ。本書は、文学とイメージのかかわりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、そして書かれているものは何かを考えるものである。
目次 第1部 知られざる英雄―ロマン主義と眼差しの詩学(時間の中にいる人間―ジャン=ジャック・ルソー『告白録』;自由と憂鬱―バンジャマン・コンスタン『アドルフ』;不透明な“私”―スタンダール『パルムの僧院』;社会の中に生きる人間―バルザック「金色の眼の娘」;夢と覚醒―ネルヴァル「シルヴィ」);第2部 日常生活の発見―リアリズム以降の文学における憂愁の詩学(“行為”から“印象”へ―フロベール『感情教育』;現代生活の詩人―ボードレール『パリの憂愁』;日常の中の神話―ゾラ『ナナ』;人口楽園―ユイスマンス『さかしま;存在の耐えがたい奇妙さ―ヴァレリー「テスト氏との一夜」』);第3部 見えるものと見えないもの―二十世紀文学における写真の詩学序説(「刺すもの」としての時間―ロラン・バルト『明るい部屋』;写真の時間―プルースト『失われた時を求めて』)
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-102148-9   4-12-102148-7
書誌番号 1112004490
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112004490

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