昭和戦前期の理想と悲劇 -- 筑摩選書 --
長山靖生 /著   -- 筑摩書房 -- 2021.4 -- 19cm -- 317p

資料詳細

タイトル 日本回帰と文化人
副書名 昭和戦前期の理想と悲劇
シリーズ名 筑摩選書
著者名等 長山靖生 /著  
出版 筑摩書房 2021.4
大きさ等 19cm 317p
分類 210.7
件名 日本-歴史-昭和前期 , 日本思想-歴史-昭和前期
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1962年、茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医の傍ら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書に、『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 横光利一、太宰治、保田与重郎、三木清、京都学派…。彼らは絶望的な戦争へと突き進む日本に何を見たか。「聖戦」に何を託したのか。数々の作品を検証し、その痛切な思いに肉薄する。
要旨 西洋文化を旺盛に摂取しつつ繁栄を遂げてきた近代日本は、昭和期に入ると急速に「日本回帰」へと旋回する。そのうねりのなかで文学者や思想家たちもまた、ときにそうした運動の主導者となっていった。和辻による日本古典美の称揚、保田らの「日本浪曼派」、北原白秋や斎藤茂吉の戦争詩歌、そして三木の東亜協同体論や京都学派の「世界史の哲学」―。戦後タブー視されがちであったこれらの作品を、当時の時代状況や彼らの内的論理に注目しつつ読み解き、「日本的なもの」の核心に迫る意欲作。
目次 第1章 西洋憧憬と日本への思慕;第2章 文学者たちの「日本回帰」;第3章 戦意高揚する詩人たち;第4章 日本文化観の模索;第5章 日本精神と変質する科学主義;第6章 大東亜戦争は王道楽土の夢を見るか;終章 それぞれの戦後
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-01729-1   4-480-01729-1
書誌番号 1113870485
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113870485

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