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【図書】
水戸光圀の時代
水戸学の源流 --
吉田俊純
/著 --
校倉書房 -- 2000.04 -- 20cm -- 303p
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資料詳細
タイトル
水戸光圀の時代
副書名
水戸学の源流
著者名等
吉田俊純
/著
出版
校倉書房 2000.04
大きさ等
20cm 303p
分類
289.1
個人件名
徳川 光圀
要旨
兄を超えて水戸藩主になった光圀は、これを憂えて兄の子に家督を譲った。そのためには自分の血統の絶えることも辞さなかった。代わりに、光圀は名を伝えることを望んだ。聖人として敬われることを欲したのである。光圀は最高の存在と評価されるべく、つねに努力したに違いない。伝えられるように、道徳的に厳格であり、権威に屈せず、民百姓に仁政を施そうとしたのである。しかし、光圀を神格化したり、人格的に完成した理想的な人物ととらえるのは間違いである。事実としての光圀は、学者としても藩主としても、矛盾に陥り解決できず、悩み苦しんだのである。そして、南朝正統論にしても、農民に検見を委せたことにしても、最終的には独断を押しつけたのであった。光圀は悩み苦しんだ人としてとらえられるべきである。そのほうが真に人間的でもあろう。そうした光圀の学問的業績としては、儒教的な中国文化と武士的な日本文化とは矛盾することを、最初に自覚した人といえるのではないか。以後、水戸学において和漢の折衷は最大の難問となる。
目次
1 治政と実像;2 立志と『大日本史』編纂目的;3 光圀と藩政―藤井紋太夫誅殺をめぐって;4 『大日本史』編纂の歴史観―北朝正統論をめぐって;5 南朝正統論の由来と意味;6 『扶桑拾葉集』にみる思想的展開;7 徳川光圀の天皇観
ISBN(13)、ISBN
4-7517-3070-3
書誌番号
1100025398
URL
https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1100025398
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所蔵
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所蔵館
所蔵場所
別置
請求記号
資料区分
状態
取扱
資料コード
中央
書庫
289/8134
一般書
利用可
-
2019650718
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