独房の小さな窓から --
ファン・デグォン /著, 清水由希子 /訳   -- 日本放送出版協会 -- 2004.3 -- 19cm -- 285p

資料詳細

タイトル 野草手紙
副書名 独房の小さな窓から
著者名等 ファン・デグォン /著, 清水由希子 /訳  
出版 日本放送出版協会 2004.3
大きさ等 19cm 285p
分類 929.16
件名 刑務所
著者紹介 【ファン】1955年ソウル生まれ。ソウル大学農学部卒。85年濡れ衣を着せられ逮捕。13年2か月の牢獄生活の後、特赦される。農業を始める。ロンドン大学インペリアルカレッジで農業生態学を学ぶ。著述家、生態共同体活動家。生態共同体研究会主宰、緑色大学生命農学教授。
内容紹介 無実の罪で終身刑に処され、生きる希望を見失っていた青年。そんな彼の心を、野草や虫たちの生命の営みが捉えた。名もなき草花から得た人生の悟りが、美しいスケッチとともに綴られた韓国80万部ベストセラー。
要旨 アメリカ留学中の1985年、見に覚えのないスパイ容疑で国家安全企画部(現韓国国家情報院)に逮捕され、無期懲役の宣告を受け、投獄から5年、ファン・デグォンは心身ともに疲弊し、もはや生きる意味を見失っていた。そんなときふと目にとまったのが、刑務所の片隅にうごめく虫や人知れず咲く野草の生命の営みだった。自分のからだ以外に見るべきものもない独房のなかで、自らの命の延長をそこに見いだしたのだった。本書は、釈放されるまでのあいだ獄中から妹に宛てて送られた書簡集である。素朴な水彩画を描く著者の穏やかなまなざしの奥には、絶望の果てに生命の限りない力を見いだした者の喜びがあふれている。
目次 1 安東刑務所にて1(92~93年)(わたしの小さな野草園;ハツカネズミというやつら ほか);2 安東刑務所にて2(94年)(種;根気強くも、調和と均衡を保って ほか);3 安東刑務所にて3(94年)(目標物ににじり寄る無限の忍耐心―カマキリの生態に関するレポート第一弾;ヤハズソウ―食べられもしないのに、そのすざまじい成長ぶり ほか);4 大邱刑務所にて(94~96年)(大邱刑務所へ移監;Kwon Field ほか);5 大田刑務所にて(97年)(大田刑務所へ移監;「胃大」なるアオガエル ほか);講演録 根をはって
ISBN(13)、ISBN    4-14-005447-6
書誌番号 1104022087
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104022087

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中央 書庫 929.1/637 一般書 利用可 - 2031704386 iLisvirtual