社会科学と文学のあいだ --
猪木武徳 /著   -- 有斐閣 -- 2004.10 -- 20cm -- 221p

資料詳細

タイトル 文芸にあらわれた日本の近代
副書名 社会科学と文学のあいだ
著者名等 猪木武徳 /著  
出版 有斐閣 2004.10
大きさ等 20cm 221p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-近代 , 日本文学-作家
注記 並列タイトル:Economy and society in modern Japanese literature
著者紹介 1945年生まれ。68年京都大学経済学部卒。74年マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。大阪大学教授を経て、現在、国際日本文化研究センター教授。専攻:労働経済学、経済思想、日本経済論。
内容紹介 文士たちは「日本の近代」をいかに捉えてきたのか…。文学者の豊かな直観や鋭敏な観察、的確な時代認識をつぶさに読み取りながら、社会科学が本来もつべき多面的な視点、時代認識力、ストーリー的把握を探求する。〈受賞情報〉桑原武夫学芸賞(第8回)
要旨 モデルからストーリーへ。文士たちは「日本の近代」をいかに捉えてきたのか―文学者の豊かな直観や鋭敏な観察、的確な時代認識をつぶさに読み取りながら、社会科学が本来もつべき多面的な視点、時代認識力、ストーリー的把握を探究する。博覧強記をもって知られる経済学者による待望の渾身作。
目次 序章 モデルとストーリーのあいだ;第1章 自然・伝統・産業化―武田泰淳『鶴のドン・キホーテ』(一九五八年);第2章 恋と革命―太宰治『斜陽』(一九四七年);第3章 父性の敗北―三島由紀夫『絹と明察』(一九六四年);第4章 日米関係悪化の中で―永井荷風『あめりか物語』(一九〇八年);第5章 デモクラシーの行方―谷崎潤一郎『痴人の愛』(一九二五年);第6章 グローバリゼーションと反帝運動―横光利一『上海』(一九二八~三一年);第7章 急成長と過当競争の歪み―小林多喜二『蟹工船』(一九二九年);第8章 独立した合理的な個人?―大岡昇平『野火』(一九五二年);第9章 歴史と偶然性―山田風太郎『戦中派不戦日記』(一九四五年);第10章 相対主義ではなく多元論を―夏目漱石『文芸の哲学的基礎』(一九〇七年)
ISBN(13)、ISBN    4-641-16219-0
書誌番号 1104080111
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104080111

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/5854 一般書 利用可 - 2032967917 iLisvirtual
港北 公開 Map 910 一般書 利用可 - 2034512100 iLisvirtual