大塚英志 /著   -- 角川書店 -- 2006.6 -- 19cm -- 285p

資料詳細

タイトル 初心者のための「文学」
著者名等 大塚英志 /著  
出版 角川書店 2006.6
大きさ等 19cm 285p
分類 910.26
件名 小説(日本)
注記 文献あり
著者紹介 まんが原作者。批評家。まんが原作の著書に「多重人格探偵サイコ」、文学に関する批評に「サブカルチャー文学論」「更新期の文学」などがある。批評誌「新現実」主宰。神戸芸術工科大学メディア表現学科教授。
内容紹介 中上健次、安部公房、三島由紀夫など、戦後を代表する文学に内在する「ひきこもり」「萌え」「禁忌」といった要素を大塚英志が講義。戦後文学の本当の読み方とは。正しく文学と出会い、正しく読む10講。
要旨 文学に流されず、文学に損なわれず、文学を読む自分を勘違いせず、正しく文学と出会い、正しく文学を読む十講。
目次 第1講 「私」と書き始めれば「私」が現れる「文学」をまず疑う―扱う作品/三島由紀夫『仮面の告白』;第2講 戦争という「わくわく」した現実と「私」であることの関係―扱う作品/太宰治『女生徒』;第3講 「文学」とは「私」でない誰かのために「私」がなしうることではないのか―扱う作品/井伏鱒二『黒い雨』;第4講 「日常がいや」という「生きづらさ」は何故、始まったか―扱う作品/島尾敏雄『出発は遂に訪れず』;第5講 「私」の外側で「私」を見つめるのは誰か―扱う作品/大岡昇平『野火』;第6講 「萌え」と「血筋」と近代文学の関係―扱う作品/李恢成『伽〓(や)子のために』;第7講 「箱男」を疑いつつ「箱男」であること―扱う作品/安部公房『箱男』;第8講 「空気」を読む「文学」は転向する―扱う作品/中野重治『村の家』;第9講 「文学」は「空想の地図」であってはいけない―扱う作品/中上健次『十九歳の地図』;第10講 孤立し、ただ一人、闇の奥へ―扱う作品/大江健三郎『芽むしり仔撃ち』
ISBN(13)、ISBN    4-04-883955-1
書誌番号 1106047245
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106047245

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中央 書庫 910.2/7015 一般書 貸出中 - 2036697361 iLisvirtual