山本麻子 /著   -- 岩波書店 -- 2006.10 -- 19cm -- 219p

資料詳細

タイトル ことばを使いこなすイギリスの社会
著者名等 山本麻子 /著  
出版 岩波書店 2006.10
大きさ等 19cm 219p
分類 375.893
件名 国語教育 , イギリス-教育
注記 文献あり
著者紹介 前橋市出身。津田塾大学英文学科卒。お茶の水女子大学修士課程修了。1979年渡米し、81年ボストン大学教育学部大学院TESOLコース修了。86年より在英国。現在、レディング大学研究調査官。
内容紹介 多民族・階層社会であるイギリスでは、互いに適切なコミュニケーションをとることが不可欠だ。学校やメディア、職場でのことばの扱われ方やことばをめぐる議論、家庭や地域での言語環境を具体的に紹介する。
要旨 イギリスの社会は、さまざまな民族、階層からなる個人同士がしのぎを削る、たいへんシビアで緊張感の高い社会だ。その中で軋轢を生まず、よりよく暮らしていくためには、互いに適切なコミュニケーションをとるよう努力を怠らないことが不可欠である。本書では学校現場やさまざまなメディア、職場でのことばの扱われ方やことばをめぐる密度の高い議論、家庭や地域での言語環境、ことばに関するリサーチや多様な提言を、日英の比較研究を交えて具体的に紹介する。日本でも「国語力」というレベルを超えて、ことばを使いこなす力は、より重要なものになってくることが明らかである現在、日本語をめぐる議論にも貴重な視座を提供するに違いない。
目次 第1章 多民族社会・階層社会の建前と本音(はっきりとした上下関係、シビアな雇用関係、しかし対等な言語;多様性、平等、敬意―建前の「平等」と本音の「差別」 ほか);第2章 教育現場でのことばの扱われ方(「英語」の絶対的優位とますます強まる「国語教育」への要求;授業中の話すことへの「革命的」変化 ほか);第3章 “2B?NT2B?”―ことばをめぐるメディアの動き(「本はめったに読まない」発言の波紋;Lockwood Arives@Wuth Hites.D’yer fancy ’im?―ケータイのことば、テレビタレントたちの話し方 ほか);第4章 家庭で話されることば、隣人・友人たちが使うことば(幼少期に培われる必要のある社会的スキルと言語スキル;ことばの発達に不可欠な大人と子どものインタラクション ほか);第5章 生きるためのことば(A Language for Life)―言語研究者からみたことばの役割(イギリスの問題は特殊な「国内問題」なのか;ウォッチドッグたちの警告―「抜粋ばかり読んで一冊を読み通すスタミナがなくなった…」 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-00-022868-4
書誌番号 1106075080
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106075080

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