藤沢周平・山田洋次の作品世界 2 --
幸津國生 /著   -- 花伝社 -- 2006.12 -- 20cm -- 203,5p

資料詳細

タイトル 『隠し剣鬼の爪』の人間像
副書名 藤沢周平・山田洋次の作品世界 2
著者名等 幸津國生 /著  
出版 花伝社 2006.12
大きさ等 20cm 203,5p
分類 910.268
件名 映画-日本
個人件名 藤沢周平
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1943年東京生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学。現在、日本女子大学勤務。
内容紹介 藤沢周平原作・山田洋次監督第2作「隠し剣鬼の爪」では、原作と映画との作品世界の重なり合いが、どのように深められたのかを考察。映画で描かれた人間像が、今を生きる人間に示唆する「これから」の方向も解明。
要旨 時代は幕末。東北の小藩・海坂藩の下級武士、片桐宗蔵。友を「上意討ち」させその妻を弄んだ権力者に対して、彼と彼女の無念の思いをはらすために秘剣を揮ったが、「侍」であることの虚しさを痛感。禄を返上し、愛する女性きえとともに「町人」として生きていくという決意をして、「蝦夷地」へと旅立つ…。時代のうねりの中その侍はなぜ刀を棄てようとするのか?近代に踏み込む人間のもう一つの可能性。藤沢周平・原作と山田洋次・映画との重なり合い。
目次 第1章 藤沢・山田両作品世界の重なり合いの深まり;第2章 「侍」であることをめぐる主人公の態度;第3章 「商売」について;第4章 武家のしつけおよび女性に対する主人公の態度について;第5章 戦闘技術について;第6章 人間の愚かさ・哀れさへの眼差し;第7章 映画の物語における「これから」の方向付け;第8章 『たそがれ清兵衛』・『隠し剣鬼の爪』の幸福論
ISBN(13)、ISBN    4-7634-0482-2
書誌番号 1106086441
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106086441

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