能大成期の能と能役者をめぐる環境 --
天野文雄 /著   -- ぺりかん社 -- 2007.2 -- 22cm -- 650p

資料詳細

タイトル 世阿弥がいた場所
副書名 能大成期の能と能役者をめぐる環境
著者名等 天野文雄 /著  
出版 ぺりかん社 2007.2
大きさ等 22cm 650p
分類 773.2
件名 能楽-歴史 , 能役者
注記 索引あり
著者紹介 昭和21年東京都生まれ。國學院大学大学院文学研究科博士課程修了。國學院久我山高校、上田女子短期大学、大阪大学文学部助教授、教授を経て、平成11年から大阪大学大学院文学研究科教授。専門は能楽史。第18回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
内容紹介 世阿弥や同時代の能役者の環境という視点から読み解いた、斬新な大成期の能の実態。彼らの制作による能が、いかにパトロンである室町将軍の意を体したものであるかを、作品の総合的かつ統一的な把握から析出する。
要旨 世阿弥や同時代の能役者の環境という視点から読み解いた、斬新な大成期の能の実態。彼らの制作になる能がいかにパトロンである室町将軍の意を体したものであるかを、作品の総合的かつ統一的な把握から析出し、室町時代研究にも新たな視点を提示する。
目次 序章 世阿弥がいた場所概観(世阿弥がいた場所―義持以前の御用役者の環境;世阿弥という名前―能役者の阿弥号の意味と由来);第1章 義満時代の脇能と世阿弥(能における対権力者意識についての覚書―“金札”“養老”“弓八幡”“難波”などの「君は舟臣は水」をめぐって;“金札”の作意と成立の背景―原形の復元と作意の把握を通じて永徳元年の「花の御所」落成との関連におよぶ;“弓八幡”成立の時と場―『申楽談儀』の「当御代」と応永初年の義満をとりまく状況をめぐって;“養老”の典拠と成立の背景―『養老寺縁起』と明徳四年の義満の養老瀧見物をめぐって);第2章 義満時代の能と能役者(足利義満の禅的環境と観阿弥の能―観阿弥作の“自然居士”と“卒都婆小町”をめぐって;井阿弥をめぐる二、三の問題―その素性と“丹後物狂”などからみた御用役者としての環境;“小林”成立の背景―足利義満の明徳の乱処理策との関連をめぐって;“合浦”の成立と南北朝合一―明徳三年の神璽(勾玉)の京都帰還をめぐって;“笠間の能”をめぐる諸問題―大成期における将軍周辺の能という視点から);第3章 義持義教時代の能と世阿弥(足利義持の治世と世阿弥―義持と後小松父子との・
ISBN(13)、ISBN 978-4-8315-1160-7   4-8315-1160-9
書誌番号 1107014418
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107014418

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