「狂気」と「救済」を軸にして --
クラウプロトック・ウォララック /著   -- 専修大学出版局 -- 2007.2 -- 21cm -- 238p

資料詳細

タイトル 大江健三郎論
副書名 「狂気」と「救済」を軸にして
著者名等 クラウプロトック・ウォララック /著  
出版 専修大学出版局 2007.2
大きさ等 21cm 238p
分類 910.268
個人件名 大江健三郎
著者紹介 1973年生まれ。95年シラパコン大学英語学科卒。98年東京学芸大学研究生。2001年東京学芸大学博士前期課程教育学研究科日本語日本文学修了。06年専修大学博士後期課程文学研究科日本語日本文学修了。現在、タマサート大学日本語日本文学の専任講師。
内容紹介 大江健三郎の文学の「狂気」と「救済」という2つの主題をめぐって検討。大江の文学的思想が最も著しく具体化された1957年から95年、大江の作家活動の第1期ともいえる期間の作品及びエッセイを対象に論ずる。
要旨 本論では、大江健三郎の文学の「狂気」と「救済」という二つの主題をめぐって検討する。大江が小説家としてデビューした一九五七年から、小説執筆に終止符を打つことを宣言し、「しめくくりの小説」である三部作『燃えあがる緑の木』が刊行された一九九五年にかけての作品及びエッセイを対象にして論ずる。
目次 序 「狂気」と「救済」を論じるにあたって;第1章 時代の病―戦争時代から核時代へ(『芽むしり仔撃ち』論―「人殺しの時代、狂気の時代」をめぐって;核時代の狂気―『ヒロシマ・ノート』を中心に);第2章 心の病―内的な狂気(幻視者の系列―『鳥』『共同生活』『空の怪物アグイー』;『万延元年のフットボール』論―蜜三郎と鷹四の時間意識について ほか);第3章 個人的な救済(『個人的な体験』論―自己救済をめぐって;『新しい人よ眼ざめよ』―自己救済の物語の完結);第4章 三部作『燃えあがる緑の木』論―人類救済の物語の完結(「救い主」の新しいギー兄さんの物語;「両性具有者(アンドロジナス)」としてのサッチャンの物語 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-88125-188-1   4-88125-188-0
書誌番号 1107014764
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107014764

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