政府の能力 続 --
三輪芳朗 /著   -- 有斐閣 -- 2008.3 -- 22cm -- 560p

資料詳細

タイトル 計画的戦争準備・軍需動員・経済統制
副書名 政府の能力 続
著者名等 三輪芳朗 /著  
出版 有斐閣 2008.3
大きさ等 22cm 560p
分類 332.107
件名 経済政策-日本-歴史-昭和時代
注記 並列タイトル:Wartime planning,mobilization,and economic control in Japan
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1948年愛知県生まれ。70年東京大学経済学部卒。76年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。信州大学講師、助教授、東京大学経済学部助教授を経て教授。機構改革により、96年より東京大学大学院経済学研究科教授。
内容紹介 先の戦争の起源、拡大メカニズム、制御不能の「彷徨状態」から脱出できなかった原因、戦争準備・経済統制などの実相について考える。日本の政治・経済・社会・歴史に関する、通説、常識、通念の徹底した見直し。
要旨 1930‐40年代の「戦争」(主に日中戦早期)の準備・遂行過程を素材とした「政府の能力」の経済分析。(軍部を含む)政府が企画・実施したとされるさまざまな「計画」「政策」は実体のない「デスクプラン」にすぎず、軍需品の開発から利用に至る調達「現場」などの実態から乖離した。「計画的」に「準備」された「戦争」が有効な「軍需動員」「経済統制」に基づいて実施されたとする「通説」「常識」「通念」に関する冷静・厳密な実証研究。―「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の基礎となり、これらを条件づけた日本「政府の能力」ははなはだ貧弱であった。「有能な政府」が本来持てる「能力」の発揮に失敗したと考えるべき理由は見あたらない。「戦時統制の成功体験が戦後の経済政策・産業政策の成功につながった」とする「通念」は実態から乖離した神話である。
目次 第1部 「通説」「常識」「通念」の呪縛からの解放(導入部:問題の設定、目的と意義、構成と要約;検討の準備;「通念」を支持する読者のための「戦争」に関わる10の基本的Puzzles;「通念」を支持する読者のための「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の実相に関する9つの基本的Puzzles);第2部 「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の実相(日中戦争前半期にみる「計画的戦争準備」と「軍需動員」の実態;「作戦計画」「戦争計画」「国防方針」;「物資動員計画」「生産力拡充計画(政策)」経済統制(目次);ケース・スタディ:海軍航空兵器)
ISBN(13)、ISBN 978-4-641-16313-3   4-641-16313-8
書誌番号 1108023641
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108023641

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