小林稔 /著   -- 岩波書店 -- 2008.7 -- 20cm -- 237,10p

資料詳細

タイトル ヨハネ福音書のイエス
著者名等 小林稔 /著  
出版 岩波書店 2008.7
大きさ等 20cm 237,10p
分類 193.64
個人件名 キリスト
注記 索引あり
著者紹介 1946年兵庫県生まれ。66年イエズス会入会。上智大学文学部を経て、東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻に入学。78年同大学院博士課程満期退学。専攻:新約聖書学。現在、上智大学神学部教授。
内容紹介 ヨハネ福音書のイエスは、なぜ謎めいたしかたで語るのか。「世の光」とは、どんな世界観と自然観を前提として言われているのか…。福音書の新訳に取り組んだ経験を含めて、著者の独自の読みと、様々な発見とを語る。
要旨 ヨハネ福音書のイエスは、なぜ謎めいた仕方で語るのか。「世の光」とは、どんな世界観と自然観を前提として言われているのか。この福音書を育んだ共同体とは、どのようなものだったのか。「はじめに、ことばがいた」―福音書の新訳に取り組んだ経験を踏まえて、著者の独自の読みと、さまざまな発見とを語る。ヨハネにとってイエスは、何よりもまず、「共にいる」ことがリアルに体感される復活者の名であった。福音書のことばの森に分け入って、愛・聖霊・光の語を生きた意味で満たしている霊的経験をよみがえらせる。
目次 1 生きている復活者(「神の子キリスト」―日常生活における復活者の臨在;「はじめに、ことばがいた」―イエスとの最初の出会い;「父が私を遣わした」―イエスの権能の根拠;「ことば」「光」「生命」―キリスト者の生き方への示唆);2 イエス物語の仕かけと背景(「見たことがないのに信じる人々は幸いだ」―「見る」ことと「信じる」ことの意味;「謎めいたかたちで語る」―読者に戸惑いを与えることの真意;「活ける水」―サマリアでの逸話が示唆するもの;「イエスが愛していた弟子」―キリスト者の理想像);3 ヨハネの「世」―自然観と社会観(「世は彼を介してできた」―ヨハネ福音書の「世界」観;「自分たちの罪のうちに死ぬであろう」―ヨハネ文書における「罪」の概念;「もう一人の弁護者」―ヨハネ福音書における生霊の経験);4 ヨハネ教団(「互いに愛し合いなさい」―信仰と愛の共同体;「私が良い牧者」「私が蔔萄の木」―イエスとキリスト者との結び)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025459-5   4-00-025459-6
書誌番号 1108055136
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108055136

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中央 書庫 193.6/149 一般書 利用可 - 2041436894 iLisvirtual